【母が特養に入るまで】(18) 陽と陰:ありがたいことと、忍び寄る現実

遠距離介護

2018年も残り少ない年末。

生協の注文の代わりに年末年始の食料を今年もスーパーで調達し、今回は宅配便で送りました。

指定していただいた日時で無事届いたとのお知らせもいただきました。

要介護1の認定を受け、介護支援サービスの利用が始まったのは 2017年9月からです。

それ以来ケアマネさんから毎月末に、次の月の『サービス利用表』が届けられます。

縦軸:サービス内容/提供時間帯/サービス事業所名    横軸:日付と曜日 

C子さんの場合のサービス内容は、「生活支援」に当たるものが週に5回、「通所介護サービス」(デイサービス)が週に2回となっています。

2018年12月の予定表には毎日どちらかが入っています。

大晦日まで含めて毎日です。

そして年末に届いた 2019年1月の予定表も同じく、毎日どれかが入っています。

元旦も含めて、です。

年末年始であっても普段の日々と同じように支援を受けることが出来るのです。

それでいて、C子さんのデイサービスの施設では四季折々、節分・おひな祭り・お彼岸・お花見・端午の節句‥‥と工夫を凝らしたアクティビティがありました。

普段の日々も支援を受けるだけでなく、スタッフの方々とお料理のお手伝いをしたり、洗濯物を干したり、お掃除をしたりとできることを楽しくやらせて頂いているようでした。

本当にありがたくて頭が下がります。

このどれもが、私自身がC子さんと一緒に暮らしていたならとても続けていけない内容ばかりです。

またデイサービスでお会いする方で、特別仲良しさんが出来とた聞いて驚きました。

その方はC子さんよりも以前から週に1回通っていらっしゃる方です。

毎回ご自宅からお迎えのバスに乗るのにご家族が一苦労されていたと聞きました。

とても気難しい方だと思っていたら、C子さんといつも一緒で笑顔が出てきたとか‥。

一人暮らしをしていくしかないと思い込んでいた時には想像だにしないことでした。

自宅で生活支援をしてくださるヘルパーさんは、盆・正月関係なく週に5日で作業時間は1時間です。

掃除・洗濯・ゴミ出しの用意・生協の品受け取りと収納などの他、服薬の見守りやC子さんのごはんのおかずになるものを作ってくださいます。

忙しい時間の合間をぬってC子さんに変わった様子がないか確認、何かあればケアマネさんを通して連絡が入ります。

そしてこの冬ころから、C子さんに少しずつ今までにないことが起こり始めていました。

毎週生協で頼んでいた6枚切り食パン2袋。

朝昼一枚ずつの計算で足りない分を麺類などで補っているつもりでした。

若いころから「朝昼晩パンでも良いくらい、ご飯よりパンが好き」とは聞いていましたが、さすがに3袋は多いと思っていました。

ところがこのところ、食パンが3日目にはなくなっているらしいのです。

火曜日に配達されヘルパーさんがテーブルの上に2袋とも置いておくと、木曜日にはなくなっている。

水曜日はデイサービスで昼間はいないのに、減り方がおかしいということです。

ヘルパーさんが1袋はテーブルに置き、あと1袋を冷凍室の奥の方に入れておいても結果は同じ。

木曜日にヘルパーさんが冷凍室を見るとなくなっているというのです。

これはパンが好きとかいう話ではなく、完全に食べたことを忘れてなくなるまで食べてしまっているとしか考えられません。

缶詰やチンごはんなどは手付かずに残っていて、冷蔵品のポテトサラダや煮物類も一度になくなるようなので、手間なく食べられるものからということかもしれません。

ケアマネさんは、

  • 全体の量は適正なので注文の数量はこのままで
  • 冷蔵必須の総菜の代わりに缶詰やレトルトに替える
  • 常温保存できるものをヘルパーさんに食器棚の奥などへ隠してもらう

ということで様子を見ることになりました。

年末年始用の食品も、このようなことを考慮した食品をチョイスして送りました。

夏に帰省した際、少し認知症が進んだような印象だったのも間違いではなかったかもしれません。

2019年がどんな年になるか少し不安を感じた年越しでした。

  

  

↓ブログ村に登録しました。 よろしければクリックお願いします!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ にほんブログ村 介護ブログ 遠距離介護へ

にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました