離婚すると決めてから1年半。
返事しかしなくなった私の態度を「不機嫌」と解釈して、1年くらいは下手に出ていました。
過去の金銭トラブルの時と同様に。
が、やっても効果がないとわかったのでしょう。
最近は顔を見た時あいさつをするだけ。
いま配偶者との会話は限りなくゼロになっています。
むこうは現状に不服だらけでしょうが、何も文句は言いません。
モンダイを直視しないで、なし崩しにする配偶者の性分が今の私には好都合です。
この先にまさか離婚がまっているとは全く気づいていないようです。
配偶者に関わることは、夕飯と洗濯以外はまったくやらなくなりました。
子ども達から「修行僧みたい」と言われていた私はもうどこにもいません。
夕飯は子ども達と何にするかを決めて、4人分作ります。
作るのは私とポッペが半々くらい。ボーは強力なお手伝い要員。
食べるだけ要員に希望を聞くことは無くなりました。
配偶者の洗濯ものは、洗濯カゴに入っていれば洗います。
スーツは勝手にクリーニングに出したりしません。
出してくれとも言われないし、言いたくなければ自分で出せばよいのです。
それでもそんな毎日に、私も娘のポッペも気持ちがざわつくときがあります。
自分の態度を人としてイヤだなと感じたり。
しょぼくれた背中や年齢より老けた振る舞いを目の当たりにした時など、仏ゴコロが頭をもたげることもあるのです。
そして些細なことで私たちがほんの少し気を遣ったような、つい気に掛けるようなニュアンスの言葉が口をついて出る‥そんなとき。
配偶者はすかさずその空気に乗じてきます。
自分が強気に出られる時だと本人が勝手に判断すると、急に横柄な態度に出てくるのです。
しかもそれは私がいないとき、ポッペだけのときには特に。
そういうとこ、ほんとに。あの人と一緒にいると、こころが貧しくなっていくような気がする。
会社から帰宅してそんなムカつく話を聞いたとき、速攻で自分を取り戻すのに効く言葉は‥
「ごっつぁんです!」
そうそう、そういう人間だった。うっかり同情しかけるところだった。
ありがと!思い出させてくれて。
ポッペが近々独立して家を出ることを告げた時、「いやになったらいつでも帰ってこい」などと父親らしいことを言ったそうです。寝転がったままで。
今までもどんなに子どもにとって重要で大切な話だったとしても、いつでも寝転がったまま眼だけでギョロリと睨むように見て結論だけ言う。
そしてすぐTVのリモコンに手を伸ばす‥そんな人間でした。
私たちが長年あじわってきた虚しさや哀しみを、客観的に距離を置いて見ることが出来るようになったのは、私たち自身が十分に苦しんだからです。
ありがと!思い出させてくれて。
最近は私のこころが前向きで充実している分、当初の怒りや絶望といったマイナスの感覚が薄れているのかもしれません。
それはとっても良いことだと思っています。
かつての私なら、「あーあ!」と大きなため息をついて憂さを晴らすのが精一杯でしたから。
今の私たちにはゴールがあります。もう、目の前に来ています。
新しいスタートをするためのゴールです。
そこを見据えていると、足元の石ころなどどうってことありません。
転ぶ前に気づけたじゃん。
ごっつぁんです!
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