事の始まりは、私と配偶者の名前あてに同じ２通の封書が届いたこと。
ゆうちょ銀行からで 親展 特定記録 と書かれています。
配偶者あてのものはすでに開封されていました。
私の分を開けてみると、「通帳・証書拾得のご案内」（！）
新宿警察署でゆうちょの通帳を預かっているので受け取りに来るようにと書かれています。
新宿警察署⁈
家の通帳はすべて私が管理しているので、落としたのは私に違いありません。
すぐに思い出しました。
最後に使ったのは先月30日。
私名義の通帳と配偶者名義のそれをもって会社に行きました。
お昼休みに会社のビルのB1にある郵便局で、貯金の出し入れをしたのが最後でした。
いつも通帳を持ち歩く時は、小さな手提げに入れています。
郵便局を出てエスカレーターに乗りながら、「この手提げをカバンに入れた方がいいな」と思いながら手で持っていたところまでは記憶しています‥
ここまで思い出してため息が出ました。
いま一番したくないこと＝配偶者にあやまること。
こちらに非があるような状態には絶対にしたくないのに！
でも起きてしまったことは仕方ありません。
配偶者は、見下している相手から謝られると高圧的になるので、弱みを見せたら‥先は読めます。
通帳を落としたんだけどもう警察に届いているから受け取りに行ってくる。
身分証明が必要だから運転免許証を出しておいてください。
客観的な事実だけを無表情に告げました。
それにしても教えてもらうまで落としたことに気づかなかったなんて‥ショックです。
警察の受付は平日８時半から16時半まで。
次の休日は土曜日、平日のお休みはかなり先です。
通帳は万が一を考えてブロックしたのでなるはやで受け取りたい‥
ということで閑散期ということもあり半休をとってしまいました。
13時まで働いて、お昼を食べたら新宿警察署に向かいます。
イカツイ受付の警察官に、拾得物の受取りに来たと言うと２Fへ行くよう言われました。
手続きは滞りなく、通帳はすみやかに戻ってきました。
通帳を入れた手提げは、会社が入っているビルの化粧室で見つかったそうです。
やっぱり‥すぐにカバンに入れればよかった‥反省です。
配偶者名義のゆうちょの通帳は学費用に使っているものです。
そうだ、配偶者の賞与振り込みがあったはず。帰りに学費用の通帳に入金しておこう。
最寄り駅前のM銀行で引き出してから郵便局に寄りました。
ゆうちょのATMに配偶者の通帳が吸い込まれていくのを眺めながら「‥ん？」
重大なことに気づきます‥
「なにか間違ってない？」
間違ってました‼
そういえば、念のため通帳の機能をブロックしたんだった‥
ヤバイ‥通帳を吸い込んだままATMが進まない‥
背後に人の気配と思ったら、2人のゆうちょの職員の方が立っています。
1人は戸惑いながら、覆面パトが取り付ける赤色灯のオモチャみたいなものを持って。
もう1人は眼光鋭く鍵の束を持って。
周りのお客さんも少し気にしているようです。
え？イヤホンで気づかなかったけれど、まさかサイレンとか鳴ったの？
ATMに入った通帳は‥どうされるために‥あ～入金ですか（ホッとしたような顔）
この通帳の名義人の方ですか？
この通帳は配偶者のものです。ブロックを解除してからでないと通帳は使えないんですよね。申し訳ありません。順番を間違えました。
ご本人でないと通帳はお返しできません。登録のご住所に郵送となります。ブロック解除の手続きを代理人の方がする場合は、委任状をご持参のうえ改めておこしください。
あ～～もう～～何をやってるんだか‥！
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