38万円…業者さんが帰った後もしばらく放心状態です。
とはいえ、大切なものだけ今のうちに分別しておこうという事になりました。
C子さんが元気だった頃、保険や預金については情報を共有しています。
あらかじめ家に関わる重要書類や保険の証書、通帳関係のすべてを預かっていました。
その他の貴重品や鍵の束など、万が一を考えておびただしい数の鞄の中をチェック。
確認し終わったころにはすっかり夕方です。
少し手を付けただけで半日かかった私たち…考え方は2通り。
パワー x 時間 or パワー x 時間
労力を増やせば時短でき、少ない労力であれば時間が必要です。
私たちの場合はどちらであっても経費がかかるのです。
私の本音が「さっさとゴミを片付けたい」であれば金額が妥当かどうかは別として結論は出ました。
引き取り当日
9:30 ポッペとポヨが現地入り。ほぼ同時に業者さんたち(4名)と2tトラック2台も到着。
玄関を開けると土間に干からびたヤモリ発見…💀
8月のど真ん中。往きに用意した冷凍ポカリと塩分補給のタブレットは少しでも足しになるでしょうか‥
各部屋エアコンと扇風機をつけながら、窓という窓を全開にします。
業者さんからは金額の確認、追加の処分品には料金が発生することもあると説明を受けます。
こちらは書類や貴重品を見つけたら必ず声をかけてもらうようお願いし、作業開始!
スタッフの方はまず1Fからスタート。
仏間です。大型ごみの搬出のため掃き出し窓が取り外されました。
押し入れは布団の他、季節ものや、包みを開けなければわからないものなど、色々です。
台所と茶の間、リビングの床はあふれ出るモノでどんどん埋め尽くされていきます。
それを一つひとつ分類し、仕分けし、まとまったら袋に入れて…という作業を延々と繰り返します。
ポッペとポヨは2Fの分別作業です。
まずタンス部屋に取り掛かりました。
ここにはC子さんの古い着物もしまってあります。
もう人が住まない空家でコンディションの悪い状態では結局処分することになると諦めました。
他の部屋からは、古いアルバムや亡父が子供のころの手紙まで…思い出系ですね。
さすがに簡単に処分はできないため今回は見送りです。
午前中。 1Fの各部屋もすっかりカオスになっていました。特に台所・茶の間です。
この膨大な物・もの・モノ…が床に小山を作り足の踏み場もないとはこのことです。
この光景は正にゴミ屋敷。
途方もない量に圧倒されて、一日で片付くのか不安になるほどです。
仏間の片隅には押し入れの奥から出てきた古い花瓶、木彫りのクマなどが固めて置いてありました。
どれもうっすらとホコリじみていてかなり時代おくれ…処分です。
そこに突然現れる訪問者。振り向くと玄関に立っています。
C子さん、亡くなったかね。そこにトラックが来ているけど…
え…⁉ いえ、祖母は施設にいます。荷物の片づけです。お騒がせしてしまって…
あーそのまま…近寄るとね…移るとイカンでね…
アンタ誰だね?
地域の繋がりに不慣れなポッペは混乱します…コロナの時期ご近所の方も心配だったのでしょう。
私達がC子さんの身内だと分かり安心して帰っていきました。
夕方になると一気にゴールが見えてきました。
処分する家具や大量の布団、大型家電はすでにトラックに積み込まれています。
大量のビニール袋が積み重なり玄関ホールは一杯です。
2Fの袋も次々に階下に下ろされ、トラックへ吸い込まれていきました。
見ると2台のトラックの天井までビニール袋がつみあげられていました。
最後に掃除機をかけて、作業が終了となりました。
きっちり17:30、夏の陽も傾いています。
家中の空気が入れ替わり、ホコリの臭いもすっかり消えました。
支払いを終えた時には、一日でここまでキレイにできたことにすっかり満足していました。
よく働いたご褒美に、帰りにはポッペと鰻屋さんで祝杯を上げました!
後日、YouTubeで「高値で売れる意外なもの」の中に、あの木彫りの熊が入っているのを観ました。
マニアの間では結構な高値でやり取りされているとか。
あ~~~ とっときゃよかった! 5頭も居たのに~~~!!
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