【母が特養に入るまで】(25) 「特別養護老人ホーム」(特養)の入り口

遠距離介護

市役所からから介護保険証が届き、C子さんが「要介護3」に認定されたことが分かりました。

ケアマネさんに連絡し、早速「特別養護老人ホーム」(特養)への入居に向けて動き始めました。

今お世話になっている「住宅型有料老人施設」は民間施設の一つです。

特養は公共施設。

毎月の費用面から考えれば当然、公共施設を選びたいところです。

C子さんは要介護1の時に、急遽どこでも良いから施設に入所しなければならなくなり近場で空きのある民間施設に決めたのでした。

【母が特養に入るまで】(22)来るべき時、C子さんが直面する現実
【一人暮らしの母親と 東京で家族と暮らす 一人娘のドキュメント】実家近くの交番からC子さんを保護したと連絡が入ります。早急な対応が必要です。C子さんの現状で公的施設の受け入れ先がないとなれば、予算とはかけ離れた民間の施設で探すしかありません。

C子さんが安心して暮らせることは本当にありがたいことです。

ただ費用面で「いつまでもお願いします」とは言えない状況でした。

今回、ほぼ1年で特養に申し込めることになり、正直ほっとしました。

ただ、申込はできても入所までの道のりは人それぞれです。

というのも、要介護3になれば誰でも申し込みはできるので多くの方が申込まれています。

そしてその方々の状況や環境は様々だからです。

ケアマネさんとショートメッセージで打ち合わせが続きます。

ケアマネさん
ケアマネさん

特養の申込は東京でされますか?身元引受人がすぐ来られる範囲でないと難しいという施設もあります。ご実家の近くにも特養はあります。

実家近くで探したいと思います。身元引受人については叔父から許可をもらっています。

ケアマネさん
ケアマネさん

申込はいつでもできますが、入所の順番がいつ回ってくるかは施設側のサジ加減です。定期的に早く入りたいとアピールする必要があります。

一度に複数申込むことはできるでしょうか?

ケアマネさん
ケアマネさん

複数に申込まれた方がよいです。近隣の自治体も含めて合計7カ所の一覧と申込書類等を郵送しますので、直接お電話で申込等の段取りを進めてください。

事前に電話で入所希望の旨問い合わせると、施設によっては全く望みが無さそうなところもありました。

ひとまず少しでも可能性のありそうな4施設にしぼって書類を書き込んでいきます。

申込書も一通りの記入だけでは心配なので「申込理由・入所を急ぐ理由」の欄には、欄からはみ出て余白までギッシリ状況を書き込み訴えました。

それとは別に、「要介護3」になると今お世話になっている施設の金額が上がるため、減免申請を出すことになりました。

減免申請の書類、4カ所の特養の申込書類(申込書・調査書など)と間違わないよう緊張します。

4カ所のうち2カ所は実家と同じ自治体でした。

そのうち片方はショートステイで10日間ほどお世話になったことがある施設です。

なんとかどこかでご縁がありますようにと祈りながら書類を投函しました。

2週間ほど過ぎたころ、一つの施設から電話がありました。

実家と同じ自治体のもう片方の施設【H苑】です。

C子さんの状態を確認するため、今居る施設に出向きたいとのお申し出でした。

早速ケアマネさんに報告すると、ケアマネさんへも連絡が入っていました。

ケアマネさんから今お世話になっている施設長様へ、ご対応を連携していただきます。

こんなに早く連絡が入るとは思いもしませんでした。

入所することになればショートステイから始めるとお聞きし、これは案外速い展開になるかもと希望が見え心強く感じました。

   

それから3週間ほど過ぎたころ、思いがけないことを知らされました。

連絡をいただいたのはH苑のS様です。

今では目立たなくなっているC子さんの障がいについて、H苑の看護師さんと確認が必要という事でしばらく時間がかかるという内容だったのです。

   

   

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