「物事を考えない人間が最強」説。

卒婚

雨降りの休日です。

息子のボーがバイトに行く支度をしていて、物音で目が覚めました。

8時、まだ早いな‥と思ったけれど、せっかく目覚めたのでゴソゴソ起き出します。

ボーを見送って、すごくのどが渇いていたことに気づきました。

口をすすいでいる間ものどの奥の方がカラカラです。

台所に行ってコップ1杯を一気に飲み干しました。

  

雨で空気は湿気っていても喉は乾くんですね。

起きたばかりだからか、重だるいような倦怠感を感じます。

直前まで見ていた夢のせいかな、内容は全く思い出せないけれど。

昨日の夜ボーと娘のポッペと3人で、相手方のことを話していたことを思い出しました。

それが原因かもしれません。

エピソード的な話がきっかけになって、相手方の本質を話していました。

〝借金体質の人間は、実はお金の価値が分かっていない〟

〝物事を起きたことでしかとらえられない〟

〝自分の立ち位置すら理解できない〟

〝考えることを放棄しているため現状維持に固執する〟

これを体現するような人間が身近にいると、周りは疲弊するということは証明済みです。

私があの家を出る直前の相手方の姿は、実年齢より20歳くらい老け込んだ老人のように見えました。

若い頃から暇さえあればTVを見ていて、子ども達に譲ることもしませんでした。

でも歳をとって寝付けないのか、真夜中でもTVをつけるのです。

私がトイレに起きた時、暗がりのダイニングでTVだけが光を放っていました。

相手方は椅子に座り、背中を丸めて魂が抜けたような顔をして画面を見ています。

ついていたのは、もう見飽きるほどやっている『刑事コロンボ』だったときは異常を感じたものです。

私たち3人は相手方について、ず~~~っと前からそれぞれの立場で考え続けていました。

子ども達同志では前から共有していたことでしょう。

私が別居を決心した2年前くらいから、それぞれの考えを一気に3人で共有しました。

そして、その後も度々3人で話して、事の本質にかなり迫ってきたと感じています。

不可解だった事々、何か違和感を感じていた事の顛末、それらが薄皮をはがすように腑に落ちていく瞬間が何度もありました。

  

恐ろしいことに私たちがどんどん真実に迫っているのに、当の本人は相変わらず何も考えることなく生きているようでした。

まだ同居していたある日、悩み多き青春期のボーに理解を示さない相手方に私が思わず声を荒らげたことがありました。

若いときは道に迷ってうずくまってしまう時もあるでしょう!

夜悶々と悩んで眠れない時期、なかったの⁈

相手方は、間の抜けたような声で「ないなぁ」と言ったのです。

この温度差はいったい…風邪をひきそうです。

相手方の青春時代は、ずいぶん華やかで毎日楽しく遊んでいたとは聞いていました。

すたれた言葉ですが、その時代の〝勝ち組〟だったようです。

とはいえ、自分自身や人生について考えるか否かは別問題です。

ここまで考えない人間だったとは。

そのとき何とも言えない絶望感を感じたのでした。

〝物事を考えない人間〟が自分の配偶者なのだということに。

それらの光景を久しぶりに思い出したのがいけなかったのかもしれません。

来月下旬、3回目の離婚調停があります。

1回目は相手方が欠席して、私の主張だけを調停委員さんに申立てました。

2回目は相手方が離婚の意思がないことを主張し、私は離婚の意思が固く変わることはないと主張しました。

もし相手方が調停を拒否した場合、即裁判に持ち込むことも申し添えてあります。

離婚調停、第2回目。
第2回目の離婚調停が始まりました。 霞が関にある《東京家庭裁判所》です。 今回、相手方は弁護士をつけずに出席。 私はもちろんH弁護士と共に出席です。モラハラ夫が調停委員に言ったこととは?

次回、それについて相手方がどんな解答を出してくるのか。

前回までは弁護士もつけず「結婚するとき、自分は離婚しないと言ってある」という主張をしていました。

その後長い結婚生活を経て、自分から私に「別居だな」と言ったことなど忘れたかのように。

  

〝物事を考えない人間〟が相手だということが逆にとても不利に感じます。

ロジックで相手を追い詰めることが出来ないからです。

目先の利益だけに反応するのであれば、「今粘っても結局かえって損しますよ」ということもはねつける可能性があります。

  

とにかく、せっかくの休日だというのに気分は晴れずダラダラと過ごしてしまった一日でした。

  

  

 

   

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