新しい運命は与えられたものか

卒婚

昨日、仕事帰りに美容院に行ったとき…。

前髪の長さを相談していて、分け目は変えないかと聞かれました。

いま左寄りになっているのを右寄りにするのも良いかもというのです。

でも今の髪形にする前、ず~~っと右分け目でオデコ部分の髪が薄くなってしまって。

それで左に変えたんですよ。

1年くらい前かな~

あ!それ、こちらに初めてお邪魔した時です!

あ、なんとなく思い出しました。

長いこと反対側だったんですよね。

そんな会話をしたせいでしょうか。

いつも見せてもらうiPadの雑誌をめくる手が止まり、考えるともなくぼ~っとしていました。

分け目と前髪で別人級のイメチェンに。
新しい土地に来て、初めての美容室。白髪染めに毎月通える、リーズナブルで一人の美容師さんが最後まで施術してくれるところを探していました。やっと見つけたのはシックで大人の美容室。イメチェンの反応は?

いつものようにカラーをしてもらいながら、引っ越す前に通った美容院のお兄さんは元気かしら…などと思い出します。

その美容院も結構長いこと通っていました。

たしか、その前に行っていた美容院のお姉さんが実家に帰ることになって美容院を変えたんだった。

あの頃は、私もパート勤務だったな…。

前に住んでいたマンション、駅から20分も買い物袋下げて歩いて…よくやったよホントに。

それに比べたら今は天国だな~。

そんなことを思っている間に、シャンプーでは夢うつつどころかすっかり寝入ってしまったのでした。

実際に家を出たのは昨年の10月4日。

でもそれは運命が枝分かれした先に導かれた記念日です。

私の運命を本当に決めたのは 2021年1月某日。

日にちも覚えていないあの日、相手方の放った一言で自分の本心に気づいたのでした。

それから暫くは引き返すことも簡単でした。

というか全ては自分のこころの中だけの出来事、逡巡することも止めることもできるのです。

でもしなかった、というより既に一歩踏み出した世界はその先に希望が満ちていました。

「そこにたどり着きたい」という思いしかありませんでした。

  

逆に言えば「最初の1歩は自分の決心」そのものという事です。

「どうしよう」と迷う余地もない、私の魂が求める気持ち。

揺るぎない決心こそが大きく1歩を踏み出した証なのです。

恥ずかしながら私は1歩を踏みだすどころか、長い間そこに出口があることも知らずにいました。

もっと言えば出口を探すことも、その発想すらありませんでした。

自分の人生はこんなものと思い込んで熟年離婚は他人事でしかなかったのです。

相手方が不用意に吐いた言葉が私を覚醒させ、眼を見開いたとたんに扉を見つけ思い切り開け放した…。

それは脊髄反射のような一瞬です。

目の前に現れた風景に道などなく、気づくとその外に私は立っていたのです。

  

きっと私の魂はもう限界だったのですね。

ごめんね、全然気づかなくて。

長い長い間、無意識に後回しにしてきた私自身を今はしっかり抱きしめています。

あの日、相手方があの一言を発しなかったら…

私はまだあそこに居ただろうか。

私が選んだ新しい道も、相手方の言いようによっては掴めていなかっただろうか。

  

綺麗な水で満たされた私のこころに、黒いインクが一滴ポツリと落ちてきます。

「自分で選んだようなことを言って、結局きっかけは与えられたではないか」

「相手方に気づかされなければ1歩も踏み出せなかったではないか」

ポツリ、ポツリ・・・

黒インクが一滴、また一滴と落ちては歪んで広がっていきます。

だから何だ。

覚醒したのは私だ。

踏み出したのも私なのだ。

思わず声に出しそうになって、夢から覚めました。

  

暑かった夏が終わり、朝晩秋の気配を感じるようになって「1年経つのだな」と実感するようになりました。

これを書いている今は平日の昼間。

ダイニングのイスに座って、ベランダ越しに外を眺めながらコーヒーを飲んでいます。

曇っているけれど、広い空に鳥が横切っていくのを静かに眺めたり…癒されます。

音の少ない落ち着いた時間。

この時間を手に出来たのは、2021年のあの日、あの瞬間に私が決心をしたからです。

自分で自分の道を行く。

この清々しい幸せに感謝、こころから感謝しています。

  

  

  

  

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