先日、H弁護士から手続きに関して連絡がありました。
主たる要件は、調停を申し立てするにあたり委任状を用意する必要があるとのことです。
レターパックで送るので、記名・捺印し返送するようにというもの。
そして、文末にこのように書かれていました。
同封された郵便物は2つ。
1つは、私の実家がある自治体から、実母C子さんの介護保険に関するお知らせです。
郵便局が転送シールを貼り忘れたのでしょうか。
もう1つは、息子(ボー)の大学から。
宛名シールは相手方の名前とボーの名前が連名になっています。
それは最終学年生とその保護者に向けて卒業アルバムの申込みについてのお知らせでした。
大学には、前もって郵送物の送付先を現住所に、保護者名も私の名前に訂正してもらっています。
申込期限が10月17日になっているのを見ると、郵送は少なくとも9月中のはず。
まだ私たちが前住所に住んでいる間に郵送されたに違いないのです。
いまさら送られてもどうしようもありません。
これ、送ってきたけど、もう期限切れちゃってるんだよ。
卒アル、もうダメだよね‥
あ~かまわないよ、大学のイベント事とか参加してないし。
サークルの活動も地味だしね。
これはもう、このままポイで。
笑顔でゴミ袋へ in する様子には、本当に卒アルに関してこだわりは無さそうでした。
でも‥
あの郵便物が期限内に、直にボーの手元に届いていたとしたら同じ反応だったでしょうか。
やっぱり申込まなかったかもしれないし、少しは逡巡したかもしれません。
でもそこには、あの〝笑顔〟はなかったと思います。
『自分宛てに大学から郵便が来た、手に取ったが興味はなかったから処分する』
そこに、笑顔を作る理由はありません。
あの笑顔は、期限が切れて成す術のない郵便を手渡す私へのいたわりです。
と同時に、自分と父親との間に刻まれた深い溝を再び認識したのです。
そして、それこそ「もう、このままポイでいいんだ、気にすることは無い」と自らに沁みこませるような、哀しみが影を落とした笑顔にも見えました。
家を出ていった人間への郵便物を、その居場所を知る弁護士に郵送した相手方。
それは、もう帰ってこないことを受け入れたようにも見えます。
相手方も、別れることを着地点に考えられるようになったのでしょうか?
こうやってアレコレ考えたところで意味がないのでした。
今まで散々経験したはずです。
相手方の出方はどうであれ、私はH弁護士にお任せして必要な手続きの用意をするだけです。
どんなランディングになるかは成り行き次第なのかもしれません。
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