【母が特養に入るまで】(26) 門は開き、ひとつの別れが訪れる

遠距離介護

2020年10月、念願の「特別養護老人ホーム」へ申込みをしました。

4カ所申請した半月後、そのうちの【H苑】から連絡をいただきました。

思いがけず早い展開に希望を持ったのもつかの間、その後はなかなか進みません。

【H苑】の担当の方が「C子さんの様子を確認するため」今の施設に来られたのは10月中旬。

それから、1カ月近くたった11月中頃ようやく電話がありました。

  

C子さんには生まれつきの身体的な障がいがあります。

身体の一部が欠損しているため、毎日手入れが必要なのです。

一人暮らしをしていた頃はC子さん自身で、今は施設の看護師さんがしてくださっています。

その手入れについて 【H苑】 の看護師さんと確認する必要があるそうです。

電話では、その結論は「11月下旬にならないと出ない」という内容でした。

私には「ほぼ結論は出ている」と感じられました。

取り急ぎケアマネさんに事の次第をメールで報告すると、その日の夕方返信がありました。

ケアマネさん
ケアマネさん

その件は私からもH苑さんに話してあります。今日は担当のSさんがいなかったので、また確認してみますね。ご連絡ありがとうございます。

それから数日後【H苑】のS様より連絡が入りました。

ショートステイを始められることになったというのです。

ショートステイを続けながら(←ロングショート)、本格入所の順番を待つという事でした。

ケアマネさんからどのようにお話しいただけたのかはわかりません。

ただケアマネさんのお力添えで閉じられかけていた門が開いたことは間違いありません。

本当に感謝です。

  

その後は入所に当たって必要な書類が私の元に郵送され、記入して返送しました。

施設から施設への移動とはいえ、持参できる家具は最小限となります。

コロナ禍で私たちが東京から出向くことはできません。

家具やTVは新しいものも処分をお願いしました。

C子さんの施設移動はスタッフの方々が連携してくださいます。

【D施設】に入所させていただいてから1年2カ月、本当にお世話になりました。

  

【H苑】へ移動する日です

C子さんは午後から施設移動する予定です。

午前中にケアマネさん立ち会いで、市役所の要介護認定調査を受けるのです。

最近は「精神状態は落ち着いているものの、徘徊や独り言などが毎日見られる」というC子さん。

要介護度を確認してからロングショートを経て、本入所となるようです。

お昼ご飯の後【H苑】へ。

夕方【H苑】の担当者のS様からご連絡をいただきました。

S担当者様
S担当者様

無事到着し特に問題もなく、夕食も完食して過ごしていらっしゃいます

一安心したところで、ケアマネさんに滞りなく一日が終わったご報告をしました。

ケアマネさん
ケアマネさん

C子さんが安心して過ごせるよう願っています。

ロングショート中は担当させて頂きます。

本入所までの期間よろしくお願いいたします。

「ロングショート中は‥」衝撃でした。

特養に本入所という事は、C子さんが終の棲家を得るという事になります。

ケアマネさんは、介護を必要としている人が適切なサービスを受けられるようプランを立てたり、自治体や事業者などと連携してくださるお仕事です。

特養に本入所となれば、ケアマネさんにお世話になることは今後もうないのです。

 

12月中旬、C子さんが要介護度4になり本入所となることになりました。

今まで事あるごとに様々アドバイスをいただき、実家にも何度も足を運んでくださったケアマネさん。

私が最低限の子の勤めを果たしてこられたのも、ケアマネさんのおかげです。

今も本当に感謝しています。

ありがとうございました。

  

  

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