【母が特養に入るまで】(10) 「介護付きの一人暮らし」スタート!

遠距離介護

2017年8月、母が救急搬送されたと連絡があり、急遽帰省することになりました。

普段の帰省はなんとか日帰りできていましたが、今回ばかりは予定も立てられません。

娘は社会人として心身ともに張り詰めた毎日、息子は大学受験を控えた夏休みでした。

それでも配偶者と子供たちの3人で家事を分担すると言ってくれました。

連絡があった翌日とりあえず実家に行くと、2階の1部屋だけ雨戸が立ててありました。

昨日は、消防隊の方がはしご車で2階の窓ガラスを切って解錠し入室 ⇒⇒⇒ 階下に降り内側から玄関ドアを開け ⇒⇒⇒ 救急隊が倒れている母を搬出 ⇒⇒⇒ 消防隊の方が玄関を内側から施錠 ⇒⇒⇒ 再び2階の部屋から外に出て、その際に防犯のため雨戸も閉めてくださったのでした。

病院から帰った時に必要なもの・足りないものを思い浮かべながら取り急ぎ病院へ向かいました。

看護師さんによると全く心配ない様子で、昨夜も熱中症のごく軽い症状だったとのこと。

母は救急車に乗ったり病院で泊まったりの非日常に混乱したのでしょう。

表情が落ち着かず同じことばかり繰り返し×4聞いていました。

ワタシどうしてここにいるんだろうか

熱中症で倒れたから救急車で運ばれたんだよ

ワタシが?おぼえがない

それでこれから何するの?

他に悪いところがないか検査してもらうんだよ

そうかね…

ワタシどうしてここにいるんだろうか

この会話はほぼ途切れなく続きました。

認知症の症状が一気に表に出てきたのでしょうか。

ふだん電話で話している時も、ここまで酷くはありませんでした。

 

一方、内科の検査結果は特に問題なかったようです。

改めて認知症外来の予約を取り、ひとまず退院となりました。

手続きを待っている間に、昨日お世話になった地域担当の方にことの経緯をご報告しました。

すぐにケアマネージャーさんに相談しましょうということになり、最短で打ち合わせをする日にちを調整しご連絡いただくことになりました。

介護支援専門員(ケアマネジャー)は、介護保険法に位置づけられた職種であり、介護保険の根幹である、「ケアマネジメント」を担う専門職です。〔中略〕介護認定を受け、介護保険サービス等を利用する方などからの相談に応じ、利用者の希望や心身の状態を考慮して、在宅や施設での適切なサービスが受けられるように、ケアプラン(介護サービス計画)を立案したり、関係機関との連絡調整を行うことが主な業務となります。

一般社団法人日本介護支援専門員協会:介護支援専門員とはより引用

待合室で待っている間や、薬局まで行くときなど手をつないで歩く母と私。

我の強い母がすっかり自信を無くし不安げです。

翌日、巡回担当のお二人がケアマネージャーさんと訪ねてくださいました。

このケアマネージャーさんには特養に入るまで大変お世話になることになります。

 

母の日常や家族の状況、今回の出来事の経緯などを説明し、母自身とも面談していただきました。

今まで見守っていただいた巡回担当のお二人とは離れ、今後はケアマネージャーさんに相談できることになりました。

この時点で掃除・洗濯・食事の用意・ゴミ出し等すべての面で手助けが必要になっていました。

改めてヘルパーさんとケアマネージャーさんと共に当面の方針について以下を話し合いました。

①ひとまず「要介護1」と仮定して今後のスケジュールを組み立てる。

②正式な介護認定を受けられるよう手続きを進める。

以前利用していた生協は注文が滞るようになり一時中断していました。

白内障でカタログが見にくくなったと聞いていましたが、今から思えば注文の仕方がわからなくなっていたのかもしれません。

生協では配達時間帯を指定できたのでヘルパーさんの来訪に合わせることが出来ました。

今後は私がネットで注文し、ヘルパーさんが届いた食材を冷蔵庫に入れるというやり方で再開することにしました。

いよいよ介護が本格的にスタートしました!

  

  

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