中学・高校で学んだ「メンデルの遺伝の法則」に出てくる「優性遺伝・劣性遺伝」。
最近の教科書は「顕性遺伝・潜性遺伝」に改訂されたそうですね。
エンドウの種子の形で『丸』は『子で現れる形質』で顕性(優性)、『しわ』は『子で現れない形質』潜性(劣性)…
若いころから実年齢よりずっと年老いていた私の手。
手の平の大きさはゴム手袋でいえばMサイズで(笑)いたってノーマルです。
でも手の節の『しわ』が深く何重にもあり、特に親指は節自体が大きくできています。
爪は大きくて厚く、手の甲には肉付きがなく、筋が目立っています。
年をとれば年齢が実態に追い付いてくる…わけもなく、年齢を重ねれば相応に『しわ面積』も増えていくのですね…
可哀想にまだ還暦にもなっていないのに、いまでは老婆の手のようになってきました(泣き)
実母(C子さん)の手にそっくりなことに気づいたのはいつごろだったか…
さすがに20代のころは特別老けていたわけではありません。
やっぱり自分も主婦になって水仕事などが増え、気がついたら見覚えのあるC子さんにそっくりな手が出来上がっていたというわけです。
エンドウの種子とは反対で『しわ』が『顕性遺伝』かと思いきや、ポッペの手はまるで違います。
手の平の大きさは私とそんなに違いはありません。ポッペの方が少し小さいかなというくらいです。
でも骨格も私とは全然違って、実年齢よりずっと幼いポッペの手。
もちろん『しわ』はまったく無く、とても薄くて小さい爪とほそい指。
まるで《かっぱえびせん》です。
私の小指がポッペの人差し指の太さ…爪を比べると指によっては私の1/4もありません。
誰に似たのかなぁ…覚えのある近親者の手を思い浮かべても心当たりがありません。
そんな折、昨年末ふってわいたように父方の叔父から手紙が届きました。
墓じまいをするにあたり、かつてのように親戚で集まらないかという誘いでした。
12月はまだオミクロン株が大人しくて、このままいけば春には集まれそうだという雰囲気でした。
私の父はポッペが2歳半の年に、自分の親(私の祖父母)より先に亡くなりました。
当時、祖父が自分たちのために建てたお墓がありましたが、長男でありながらC子さんの意向で同じお寺に新しくお墓を建てます。
4人兄弟だった亡父。
その後祖父母が入ったお墓は次男・三男・四男で均等に面倒を見ていたそうです。
墓じまいをするのは、その祖父母のお墓です。
昨秋、次男にあたる叔父が亡くなり、その叔父もお墓を持ったので祖父母のお墓には入りません。
残されたふたりの叔父は故郷を離れて久しく、墓じまいをすることにしたそうです。
私がまだ子供のころ、お正月は祖父母の家に親戚4家族が集まる習慣でした。
私は一人っ子で他の従兄弟たちは2人兄弟なので、大勢で集まって遊ぶのが楽しみでした。
特に私のすぐ下の男の子2人は歳が近く、弟のようでした。
子ども達の成長と共にいつしか集まらなくなって、もう何年になるでしょう。
あのころのように、叔父夫妻、従兄弟たち夫妻とその成長した子ども達も集まるという計画だったのですが…
私は一人で参加するつもりでした。
配偶者には近くなったら、墓じまいをするので帰省すると伝えるだけです。
まさか私が密かに離婚を考えているなど思いもしないでしょう。
ポッペとボーは「せっかくだから自分たちも参加したい」と言ってくれたので3人で参加すると返事は出しています。
ただ今年に入ってコロナの勢いは増すばかり…現実的には無理かもしれません。
実はボーは、会うことが叶わなかった亡父の若いころに似ていて、手も爪もそっくりです。
ポッペは顔つきが祖母に似ているのではと思いますが、祖母の手は大きい印象があります。
ポッペの指のルーツが見つかるかは微妙ですが…
3月は亡父の祥月命日の月。
あのころ親戚の皆が集まるのを一番楽しみにしていたのは亡父でした。
もしもこの3月に一堂に会することが出来れば、そんな話もしてみたいと思っています。
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