いま『ペット』といってもいろいろですね。
フクロウやチンチラ、ハリネズミも珍しくなくなりました。
『エキゾチックアニマル』とかいうそうですね。
爬虫類好きの方も多いと聞きます。
命の世話をするという意味では、どんな生き物も同じですね。
今の住まいは古い賃貸マンションで一応『ペットは一切不可』ですが‥
ボーが小学生の頃、同じマンションの同級生のお家にお邪魔したら「ハムスター飼ってた」
「いいな、小鳥はムリかな‥カメなら大丈夫じやない?」などと思ったこともありました。
でも配偶者は生き物にまったく興味が無く、良い顔をしないことは目に見えていました。
結局ベランダで少し植物を育てたりもしましたが、私にはあまり向いていないようです。
犬派?それとも猫派?
そう聞かれたら、数年前までは「完ぺき犬派」と答えていました。
実家には私が幼いころから1匹犬がいました。
雑種(今でいうミックス)、マルチーズ、柴犬、ポメラニアン‥
雑種犬の「ルル」は私自身が幼いうち、マルチーズの「ムー」は小・中学生のころの親友でした。
柴犬の「チャコ」は1度お産を経験し、生まれたての子犬をお世話しました。
4匹生まれて一番小さく弱い子は、母乳を自力で吸う力がありませんでした。
何日もスポイトで牛乳を飲ませて、お腹をさすって排泄の手伝いもしました。
元気になった時には人手に渡せなくなってしまって、「チビ」と名付けて一緒に育てることにします。
その後悲しいお別れ、それを乗り越える力を教えてくれたのもこの子たちです。
一人っ子だった私は、少なからぬ影響を受けました。
ポメラニアンの「モモちゃん」はポメの可愛さを存分に発揮して一人暮らしになった実母と暮らしてくれました。
やはり犬は特別です。
私にとって長い間、猫は遠い存在でした。
外で見かける猫は目つきが鋭くて、お友達の家にいる猫は私には無関心でした。
仲良くなりたい気持ちを無下にされたようで勝手に苦手意識を持っていました。
それが数年前からYouTubeでたくさんの動画を見るようになって一変。
猫がこんなに可愛いことに今さらながら気づかされたのです。
いままで知らなかった家猫のようすを見るにつけ「可愛すぎる~~」
犬とはまた全然違うリアクションや行動にこころを動かされずにはいられません。
ポッペは私よりはるかに動物好きで、小学生の時はずっと『飼育係』をしていたほどです。
転校先でクジャクのお世話をすることになった時は驚きました。
いつもSNSでいろいろな動物動画やライブ動画を観ていて
今日もナミブ砂漠にオリックスがたくさん来てるよ、あ!ダチョウ来た!
などと毎日何かしら観たり話したりしています。
お気に入りのポメ動画も更新されるたびチェックしています。
それにもまして増えたのがいろいろなタイプの猫ちゃんたち。
メチャクチャ可愛い猫の動画見つけたよ。みる?
今のマンションでは無理だけど、猫飼ってみたいね〜
犬を飼うなら絶対ポメなんだけど、猫もいいよね~
このマンションを出て、別居生活になればすべて私のしたいようにできるのです。
職場の一人暮らしの同僚で猫を3匹飼っている人によると「癒されてる。天使だよ~」と。
でも、もの心ついてから半世紀、私は猫に触ったことすら数えるほどしかないけれど大丈夫かな…
YouTubeで、猫を飼うと起こる『あるある』や初心者向けのハウツー動画も出ているし…
とはいえ、いきなり猫はさすがに無理かも…ポメなら小さいし慣れてるし…
待てまて、別居してすぐ飼い始めるとしても最期まで面倒を見られるのか?
私のお友達で還暦を迎えた方が昨年保護猫を譲り受けました。
しばらく何も飼っていなかったけれど、その方が子どもの頃は家に猫がいる生活だったと聞きました。
それでも保護猫を譲り受けるには様々な質問や年収など事細かに訊かれたそうです。
そして最後の質問は「あなたが何らかの事情で飼うことが出来なくなった時には、猫を引き取ってくれる方はいらっしゃいますか」
この質問に具体的な回答ができないと保護猫を迎えることはできないのだそうです。
そういう意味では犬でも同じですし、散歩を考えるともっとリスクはあります。
どちらにしても基本的な食事の世話や体調管理、病気になることもしばしばです。
ペット用のごはんやその他もろもろ現実的な話、負担も増えます。
週5日、出勤して帰宅するまで約12時間留守にして、帰宅後はペットとの生活‥
よく考えたら‥いろいろ無理があるわ
たぶんだけど…ポヨはもう誰のお世話もしたくないんじゃない?
ポッペに言われて納得しました。
そうです。私はもう誰かのためではなく、私自身のために生きたいのです。
ペットとの生活で背負う当然の義務が、今の私には重すぎるのかもしれません。
私のこころが満たされて、幸せを感じられるような時間と空間の中で生きていきたい‥
ある弁護士事務所のサイトにこんな質問がありました。
「すべてのことを捨ててでも手にしたいものは何ですか?」
そのとき私のこころに浮かんだのは『自由』です。
私は今まさに『自由』を必ず勝ち取るための準備をしていくのだと改めて自覚しました。
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