職場で親しい人が、辛い出来事に耐えているとき。

あれこれ

親しい同僚が突然辛いことに直面して、いま耐えています。

仕事上の事ならば、経験豊富な先輩が助けてくれるかもしれません。

でも、そうではないのです。

プライベートで起こったその出来事は、あまりに唐突で誰にも予測のつかないことでした。

同僚は深い悲しみに蓋をして、2日間職場に来ていました。

本当なら仕事どころではないのです。

でも当事者の気持ちとは裏腹に、時を待たなければ進まない事もあります。

その間、お休みを取ることもできるけれど「ひとりで家に居ても辛いだけだから」出勤すると決めたそうです。

私は休日を取っていて、その出来事を同僚本人から聞いたのは2日目の朝です。

先輩によると「昨日は本当に辛そうで、何も言えなかったわ。」と。

そして、同僚の隣の席でいつも通りテキパキと明るく仕事をしていらっしゃいました。

先輩はいつも通りの一日にしていることが、同僚にとって少しでも気が紛れるということを分かっていらっしゃるのです。

  

私はたまたま同僚とは席が離れていて、朝以降で目を合わせたのは夕方近くでした。

お互いにアイコンタクトでうなずく程度でしたが、たとえ話せたとしても仕事の合間に言える言葉が見つかりません。

まして先輩のように、いつも通りにふるまうのは至難の業です。

私は相手が辛いとき、その気持ちに同調するタイプなのです。

それが仕事中にふさわしい行動でないことはわかっています。

そんなことをしてしまえば、せっかく一時見ないようにしていた傷口から一気に感情があふれ出てしまうでしょう。

私はできるだけ同僚の方を見ないようにしていました。

  

私の仕事が終わり、遅番の同僚はあと1時間残るというタイミングでやっと声を掛けました。

いつも元気なだけに、力なく微笑もうとする目元が腫れていて胸が詰まります。

同僚が話したいことを聞く形で、少しだけ話して先に帰りました。

帰り道、電車の揺れに身を任せながら「こういうとき一人の部屋に帰るのは辛いだろうな」と思いました。

別居前も後も、まだ一度も一人暮らしの経験がない私。

就職までという期限付きで息子のボーが一緒に住んでいて6畳の部屋をシェアしています。

それに今は娘のポッペが来ていて、雑魚寝状態です。

文字通り〝狭いながらも楽しい我が家〟なのです。

  

最寄り駅を降りて、いつものスーパーで夕飯の材料を買い帰途につきます。

途中、いつも賑わっている居酒屋さんが目に入りました。

外からも店内の様子がよく見える造りになっています。

GW明けだからか、まだ3割くらい空席がありました。

家に帰るとボーもポッペも帰っていました。

ねぇ今夜、居酒屋行かない?

二人とも大賛成、買った肉や野菜を冷蔵庫に入れてすぐに出かけました。

お店に着くとお客さんが増えていて、それでも席はなんとか確保できました。

初めて入った居酒屋さん。

人がたくさんいて、お店の人も親切で、隣のお客さん同士も感じが良くて・・・

炭火の匂いと美味しい料理やお酒に、シクシクしていたこころが癒されました。

ひとりで居たい日もあるけれど、今は人恋しい。

そんな夜でした。

  

  

  

  

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