戦慄の個人面談

あれこれ

先月、私たちの職場で新たな面談が実施されました。

私たちは皆が契約社員なので更新面談は随時行われています。

それとは別に、というのです。

コンセプトは個々のパフォーマンスの向上と、当社の今後の方針を共有するといったところです。

  

まずグループで、新しく作成されたビデオ〝当社の方針・方向性〟を見ます。

その後、個人面談です。

初めての試みのため今回に限り社員さんが1人同席して、男性上長のUさんに面談してもらうのです。

各々の仕事のキリを見ながらUさんが順番に声をかけていきます。

いつもの面談と違い、自分の仕事ぶりが評価されるとあって皆一様に緊張気味です。

最初に呼ばれたのが先輩のNさん。

声が小さくて気さくでお茶目なカワイイ方です。

他のメンバーはお互いの仕事をしながら、視界の端でNさんが会議室に消えていくのを見ていました。

15分くらいしてNさんが会議室のドアを開け、何か笑顔で話しながらペコリとお辞儀をして出てきました。

その様子に一同が少しホッとしたような空気が流れます。

Nさんの隣に座っていた一番先輩のKさんが早速事情聴取です。

Kさん
Kさん

ねぇねぇ、どんな感じだったの?

間違いが多いとか、そういうこと?

Nさん
Nさん

なんか項目が色々あって、グラフになってて。

平均に比べてどうとかこうとか…。

Uさん優しいから説明聞いて終わりって感じかな。

その後数人が続き、1週間ほどかけて全員面談するという事でした。

  

翌日は社員さんもUさんも何かと忙しそうで、午後から面談が開始されました。

仕事の合間に時間を作っては声をかけていくという感じです。

1人当たり15分余りの時間もなかなか取れないようで、午後4時ごろまでに2人しか面談できていませんでした。

そして次に呼ばれたのは、あのZさんでした。

  

そのときの面談の様子を、後日仲良しのYさんが教えてくれました。

Uさんが上長同士で話していたのを、小耳にはさんでいたのです。

今回のの面談は、まずUさんが手元の資料を基にパフォーマンスの評価を説明した後、良いところや改善点を共有してこれからに繋げるという流れです。

Yさん
Yさん

それがZさんはのっけから一人で喋り倒したんだって。

え⁈ 評価の説明も聞かずに?

朝礼で面談の流れは聞いていたじゃないですか。

学校の3者面談とかで、いきなり学生のほうから延々と話し出すようなものです。

少なくとも始まりはUさんからというのは、常識中の常識ではありませんか。

Uさんも社員さんも忙しい中、言いたいことを言わせた後伝えるべきことを言ったそうです。

  

皆が15分前後で終わっていたのに、4時から始まったZさんの面談は5時過ぎまで続きました。

そして会議室から出てきたときの様子をKさんが見ていました。

Kさん
Kさん

Zさんの顔が真っ赤だったの。

歯を食いしばって両手をグーーっと握りしめていてコワかったわ~。

今にも倒れるんじゃないかと思って。

いったい何があったのかは、私たちの知る由もありません。

でも今回Kさんが垣間見た様子では、Zさんの思惑通りにはいかなかったように思えます。

 

私もそのあと何日かして面談がありました。

数値化された評価は、客観的で分かりやすいものです。

主観の入らないデータさえ聞く耳を持たないというのは、どういう心理状態なのでしょう。

アタマに来た話
ちょうど1年ほど前に私たちの職場にやってきた同じ世代のZさん。 ずっとトラブルが付いて回っていましたが、とうとう上長と決裂しました。その場は凍り付き、皆は唖然とし、居合わせたメンバーは日にちが経っても気持ちを消化しきれません。

Zさんが女性の上長Mさんにあからさまに反抗した日から1カ月余り。

今日もZさんは何事もなかったように仕事をしています。

Mさんは一切Zさんに関わらなくなりました。

Mさん以外の上長さんも負けず劣らずZさんには手こずっています。

私たちモブたちからも以前から不安や不満が訴えられてはいるのですが…。

  

面談の前に見た〝当社の方針・方向性〟には

「チームワーク」

「現状を素直に受け止め向上する」

真逆を向いているZさんは、これからも変わらないのでしょうか。

私たちの職場は変われないのでしょうか。

モヤモヤした日々が続いています…。

 

  

  

  

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