さよなら、おひな様。

あれこれ

先週末、ポッペの新居へ行きました。

まだ家具も電化製品もないガランとした空間です。

ここにベッドや冷蔵庫が入って、新しい生活を始めるんだな~と少し実感がわきました。

  

もう少し先ですが、私も部屋探しを始めます。

家を出るタイミングにもよりますが、始めはしばらく息子のボーと2人住まいです。

予算を考えれば広さは望めません。

当然、持っていける荷物も厳選しなければなりません。

まだ急いで決める段階ではないけれど、前もってできることがあれば進めていきたいのです。

  

お金を出せば手に入るものは置いていく。かけがえのないものは連れていく。

かなり思い切った究極の判断基準です。

実際には、愛着があるとか、買い替えるお金がないということもあると思います。

でもそこからスタートするくらいでないと絞り切れません。

引越し4回。その度に、前の家の押し入れから次の家の押し入れへ‥飾った時間を考えるとちょっと切ないです。

すこし前から、おひな様と五月人形をどうしようかと考えていて。

どちらも数年前から飾らなくなったのを、なんとなく心苦しく思っていました。

私の両親がポッペとボーに買ってくれたものです。

よくあることだと思いますが、初節句にまつわる思い出は楽しいことばかりではなく‥

自分と配偶者、両親と義両親の考えやしきたりに違いがあると大変ですよね。

良い思い出しかないという方はとても幸運なのかも?

 

今となっては昔のことです。

でも新生活に連れていくことはできません。

その結論だけは決まっていました。

ただ、このまま置いていくのか、どうするのか‥

    

ネットで人形供養を調べてみました。

たくさんのサイトがありますね。

私はお寺にお願いすることにしました。

宅配便で送ることが出来て、人形の数ではなく一箱単位なのが私には合っていました。

公開で供養していただけて、料金ではなくお布施として納められるのがありがたかったです。

  

お内裏様とおひな様の箱、五月人形の箱、ぼんぼりや桃と蜜柑の木などおひな飾りの箱。

それぞれの空いたスペースに、五月人形の刀や弓と、おひな様の嫁入り道具などの小さい飾りを入れて3箱送ることにしました。

それぞれの箱に申込書とお布施を入れてガムテープでしっかり止めます。

あとは宅配便の集荷を待つばかりとなりました。

最後に一度飾って写真でも撮ればよかったかな‥

ふと胸をよぎりましたが、すでにしっかり梱包されています。

少し考えて、やっぱりやめておいた方が良いなと。

お顔を見たり写真に残すのは、何かが私の中に残りそうな気がして。

長年子ども達のことを見守ってくれたことに感謝して、このままお別れすることにしました。

  

さよなら、いままでありがとう!

  

  

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