明日は休日という夜、娘のポッペにFace Timeしました。
すると「ちょうど話したいことがあった」と前日の出来事を話し始めました。
ポッペは前日オフィスに出社していました。
リモートが主流の仕事ですが、この時期は出社することも増えるようです。
都会のど真ん中に出かけるときのお楽しみと言えば・・・
お昼は少し贅沢して美味しいランチをたっぷり食べること。
その日もランチのボリュームがすごくて、終業時になってもお腹が空いていなかったとか。
![ポッペ](https://poyofromnowon.com/wp-content/uploads/2022/11/6180f714657a45bc8ded4528622760db.jpg)
せっかく定時に終われたのに、まっすぐ帰るのもつまんないし。
お腹は空いていないから、久しぶりにバーに行こうと思って。
グラス1杯で良い気分の私と違って、ポッペはイケる口です。
それに一人で入れるバーもあちこちにあるんですね。
早い時間からやっているところも案外あって、混んでないから落ち着けるんだそうです。
お店は前に行ったことのある比較的カジュアルな雰囲気。
開店直後でお客はポッペひとり。
カウンターでバーテンダーと話したり、美しい手さばきなんかを見ながら飲んでいたそうです。
![](https://poyofromnowon.com/wp-content/uploads/2023/04/bar-2625097_1280-1024x682.jpg)
そこへ70代くらいの紳士と40代くらいの男性が入店。
話しぶりから、出勤してきたオーナーと今日知り合ったばかりの紳士だったようです。
ポッペも紳士から話しかけられ、バーテンダーの人達も時折加わって楽しい会話が続いたようです。
年代相応のウンチクや説教めいた話もあったそうですが、
![ポッペ](https://poyofromnowon.com/wp-content/uploads/2022/11/6180f714657a45bc8ded4528622760db.jpg)
生まれて初めて「あちらのお客様からです」っていうの体験したわ。
ウイスキーの飲み比べしたんだよ。
その紳士はウィスキーにこだわりがあって、ストレートで飲むことを勧められたとか。
30ミリリットル、1,300円と6,500円。
「うまい酒ではなく、高い酒を飲んで違いを感じてみなさい」と。
ポッペだけでなく3人ほどのバーテンダー全員にもふるまったそのお酒は『アイラモルトウィスキー』
私なんぞは初耳ですが、熱狂的なファンが多いんだそうです。
スコットランド・アイラ島で作られる、他に類を見ないとても個性的な味わいなんだとか。
![ポッペ](https://poyofromnowon.com/wp-content/uploads/2022/11/6180f714657a45bc8ded4528622760db.jpg)
恋愛についても言われたよ。
「君は追いかける恋愛はよしなさい。」
「君には品があるから」だって。
![](https://poyofromnowon.com/wp-content/uploads/2022/11/3e7fd9cf9b6399b393d235018a8a56ff.jpg)
おやおや、雲行きが怪しくなってきた?
でも、そこはさすがに接客のプロ集団です。
まずバーテンダーがさりげなく、この後のポッペの意思を確認します。
「これ以上お酒も飲めないし、2軒目に誘われても付いていく気はない」と返事をします。
バーテンダー全員とオーナーがアイコンタクトでそれを共有。
一緒に飲んでいたオーナーが、紳士の興味をいつの間にかオーナーの話にひきつけます。
オーナーはポッペと紳士の間に座っていて、完全にポッペの存在を消してくれました。
ポッペがバーテンダーと話していて、気がつくと紳士は帰っていくところでした。
紳士はポッペの会計をすべて済ませてくれたそうです。
![](https://poyofromnowon.com/wp-content/uploads/2023/04/irish-whiskey-2152126_1280-1-1024x682.jpg)
生きていると時々滅多にないことに遭遇するものですね。
普段の生活からは全く縁のない人との接点。
これは時空の歪みでしょうか?
人生いろいろって言いますけど、本当にそうですね。
働き方、お酒の飲み方、時間やお金の遣い方‥
60代、70代ともなれば、それまでの道のりの答え合わせも待っている年代です。
その時期に自分の来し方を認め肯定し、これからを楽しむことが出来たら最高ですね。
↓よろしければクリックお願いします <(_ _)>
コメント