離婚について、ある弁護士事務所のH先生に連絡しました。
H先生は、今年の3月に無料相談でお話を聞いてくださった方です。
その時、この先生にお願いしようと決めました。
「別居する日が決まったら1カ月くらい前に連絡します」といって無料相談は終わったのでした。
離婚に向けて話を進めるには、新居の確保は前提条件と聞いていました。
ただ前から懸念していたのは、住民票を移すと別居先がバレるということです。
万が一を考えて、転居先はオートロック必須で探しました。
私や家族に対して愛着はないと思う。ただ「裏切られた」「損になる」「このやろう」という執着や怒りから離婚に応じない可能性はある気がする。
それが沸点に達して、別居先へ乗り込まれたら‥
そのために家を出る際、「受任通知」というものを残します。
今後、弁護士事務所以外に連絡を取らないよう通知するものです。
乗り込んできたら警察呼んでもらって大丈夫です。警察官に「今度来たら逮捕しますよ」と言われたら大体の場合ブレーキがかかります。
実際にH先生にお願いする方向で、スケジュールの調整をしていただくことになりました。
別居する1~2週間前に弁護士事務所へ伺うことになります。
電話が終わって、ふと目を上げた時。
ダイニングテーブルの私の席から、2羽の鳥が目に入ります。
木で作った大小の鳥のモチーフです。
ずっと置いてあったのに改めて「そこにある」と意識しました。
この2羽の鳥のモチーフは、結婚する前から配偶者の実家に飾ってありました。
新婚当初、配偶者の実家で同居生活がスタート。
その玄関の目立つところに、大事そうに飾ってあったこの鳥たち。
当時私は、軽い気持ちで「コレは何かな」と配偶者に聞きました。
単純な好奇心から出た言葉に、配偶者は急に不機嫌な顔で「いいんだよ」
その時の締め出されたような感覚だけ、妙にリアルに覚えています。
本当は結婚当初から、私と配偶者の間に断絶の小川があることを気づいていたのかも‥
4回の転勤にも離れずにずっと付いてきた鳥たち。
途中、2回目の同居を経て、この東京へ来た時も一緒でした。
もうその存在もふだんは意識にすらありません。
それが、この電話を終えたあと急に認識したのです。
黒い体に、やはり黒くて小さい目。
その目にずっと見られていたようで。
今となっては横たわる断絶の小川はすっかり太くなり川になってしまいました。
そして、この川の主のように泳いでいたのがこの鳥だったというような気さえします。
大袈裟ですね(笑)
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