配偶者が家を空けることと、私が得た気づき。

卒婚

配偶者の父親がコロナに感染したという連絡が入りました。

義父は介護を受けながら一人暮らしを続けていて、ケアマネージャーから電話があったのです。

規則により介護関係者が家に入ることはできません。

配偶者は翌日帰省しました。

  

この話を聞いた時、私は一瞬で気持ちが固くなりました。

このタイミングで‥勘弁してよ。

正直、そう思いました。

そしてネガティブな気持ちと共に、同居していた頃の記憶が甦ります。

配偶者の実家に住んでいた期間は、転勤を挟んで延べ6年半。

お決まりの《生活習慣の違いによる悩み》は毎日続きました。

いろいろあった中でも

「この状況でそういうことする?」

「子供がいる前でそういう話する?」

というような体験が一番こたえました。

  

予想外な言動に対して、義理の親という遠慮でどう対処するべきかとっさに判断できなくなるのです。

その挙句、不本意な結果を甘んじて受け入れることになる‥それが本当に苦痛でした。

ひとまずは穏便にその場は収まっていきますが、心の中は疑問と怒りで混乱状態。

「足、ひっぱらないでくれる?」(心の声)

でもそれを表に出すことなど全くできませんでした。

今回は、あと少しで私のゴールが見えてきたこの段階、このタイミング‥

そういう気持ちが真っ先に顔をだしました。

こればっかりは、ただの偶然で義父は苦しんでいるわけです。

自宅療養で命を落とされた方もいらっしゃる中、なんて冷たいと思われるかもしれません。

でも、私にはもう寄り添う気持ちは全く出てこないのです。

私が家を出るまで50日余り。

この期に及んで配偶者を手伝う気も全くありません。

私と配偶者は状況として似たところもあります。

今現在は私には母親がいて、配偶者にも父親がいる。

お互い一人っ子で頼れる肉親はいないのです。

私と配偶者は、力を合わせてお互いを助け合う道は選びませんでした。

それぞれが自分の親を介護し、お互いに干渉し合わないということで合意しています。

  

実母は昨年特別養護老人ホームに入ることができました。

そこにたどり着くまで、10年以上の遠距離介護、民間の老人ホーム入所と長い道のりでした。

その間、配偶者には一切協力は求めていません。

なんなら配偶者が現役で働いていた頃は、私が義父のケアマネさんとの窓口でした。

実母のことと並行して関わっていたのです。

やらなければ‥という気持ちは、私と配偶者がまだ夫婦だったからこそです。

自分の親に対して何かしたいことがあるならば、自身が担えば済むことです、お互いに。

今回この知らせを聞いた時に感じた、勘弁してよという気持ち。

それは関わるしかないという前提があるから出てくる感情です。

このことは奇しくも、まだ私がとらわれていたことを教えてくれました。

私の本心は、もう二度と配偶者の実家には行きたくない。

それなら、関わらなければよいのです。

そのことに気づいて、やっと心が軽くなりました。

  

そして今回、配偶者は最低2週間実家にいなければならないそうです。

私はこの時間を与えられたものと感じました。

私の古い生活の整理と新しい住まいの準備に没頭しようと思っています。

  

  

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