先日、私宛に保険のお知らせが届きました。
今現在どんな内容の保険に入っているかを知らせる『定期便』。
毎年送られてくる度にいつもサッと目を通して終わり‥のアレです。
自分が自分のために入った保険なのに、はっきり覚えているのは保険の種類と死亡(or満期)保険金額くらいでしょうか。
もちろん『満期金』として自分で受け取る予定です。
保険期間10年の満了はいつだったかな‥確かあと2~3年?
これからは“新たな私”の人生を歩いていくのです。この『定期便』は大切なお知らせ。
改めて内容を確認してみることにしました。
『保健期間の満了日』は、2025年。あと3年でした。
できるなら今年いっぱい、遅くても来年の2023年4月には別居をすると決めている私。
蓄えの先細りを考えると、3年後に満期金が入るのは心強く感じます。
この保険には少しだけ特約が付いていました。
『事故・災害による死亡保険金』‥‥死亡保険金額の半額。
『入院保険金』‥‥病気とケガそれぞれの日額。
『手術保険金』‥‥手術の種類により、入院保険金額(日額)の5倍、10倍、20又は40倍。
しかしながら実際に入院となれば、これでは全く賄えない金額でした。
「別居したら、私に関わる保険はこれだけになる」とそこで初めて気づきました。ということは、満期になれば保険は切れるわけです。
いざ、入院などということになった時に備えがあまりに不十分になってしまいます。
今まで大きな病気もケガもしたことのない私ですが、リスクは年々増えていると毎年の健康診断が教えてくれています。
早々に都民共済でも考えようかな‥
この保険に入ったのは7年まえ、ポッペもまだ学生でボーはまだ中学生でした。
今振り返ると、子ども達の将来はもちろん、私自身の1年先でさえ霧の中‥ただ必死に一日一日を乗り越えているような日々だったように思います。
将来が見えない不安、目先の出来事の正解がわからない不安、つい数日前の出来事が意味することへの不安‥
毎日がわからないことや困難なことの連続で、まるで出口の見えない森の中をたった一人でさまよっているような時代…誰にもありますよね。
そんな中、「この家族が家族のままでいることだけは確かなのだ」と信じることに、ある意味すがっていたあの頃。
そのころ私はパート勤務でお給料はお小遣い程度。自分の物を買うために家計から支出しないで済むくらいの収入でした。
この保険に入れたお金は、家計とは別の、配偶者の収入は1円たりとも入らない私自身の蓄えです。
家のお金については昨年末シリーズに書いたようないきさつもあり、表面上管理できているように見えても実際は現実を見ていないのではという不安感が、いつも根底にあったように思います。
一方で、その不安感と私自身の貯えは関係がない、もう一線を画すべきだという冷めた思いも確実にあったのです。
私の貯えは出し入れしやすい預貯金ではなく、保険に入れて10年間無いものと思って確保することにしたのでした。
そして今回の定期便で、今まで気にもしていなかった一つの枠に目が留まりました。
【受取人等のお届け内容】
その中の項目は4つ。『死亡保険金受取人』『満期保険金受取人』『指定代理請求人』『登録ご家族』
そのうち 『満期保険金受取人』 はもちろん私自身です。
そして過去の私は、7年後自分の心がどうなっているかなど知る由もなく『死亡保険金受取人』 も 『指定代理請求人』 も、迷いなく配偶者にしていたのでした。
配偶者の名前を見たとき「そういえばそうだった」と数秒の間思考が止まり「これで良いのか」という問いと同時に「良いわけがない」という答えがでました。
思いがけないことに、その問いと答えには何も感情が含まれていませんでした。
「忘れないうちに変えておこう」と思ったとき改めて少しの間、私の保険の契約から消えることになる名前を眺めてみました。
「以前より距離を感じる」とか、「他人の名前のように見える」とか、少し期待をしたけれどそういうことは特にありませんでした。
これは、思い出やこころのデトックスではない、現実に必要な手続きだからなのでしょう。
1月15日が終わると、2022年の24分の1が過ぎたことに…容赦ないですね。
今の私に必要なことは何か、できることは何か、焦らず、でも着実に進んでいこうと思っています。
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