私の職場は、50~60代の層と20代前半からアラサーの層に分かれています。
事務的な仕事内容で、一日中デスクに張り付いています。
若い人たちが上長となって、私たち迷える羊たちを統率してくれている、いわば牧羊犬的な感じ。
私たち羊の層は、女性がメインの中に男性も数人いて和気あいあいとしています。
毎日誰かがアメちゃんとか配って、たまに町内会みたいな時もあります(笑)
そんな中、夏ごろ同年代の男性が一人入ってきました。
この Zさん、ちょっとクセのあるタイプで…
既存の羊メンバーは、割と小柄な人が多い中、Zさんは恰幅がよくスキンヘッド。
上背も高く、歩く時は後ろ手で少し前かがみにゆっくりと歩きます。
話し方は丁寧ですが、半年たっても私たち羊の群れになかなか入ろうとしません。
勇気あるトップの2人と男性は、始めのころ積極的に話しかけました。
でも打ち解けたのは2人くらいです。
一緒に仕事をしていて、なにか居心地の悪さを感じてしまうのは‥
嘉門達夫さんの『この中に一人』風にして、ちょっと紹介してみます。
「この中に一人、ミスると言い訳から入るヤツがおる!オマエやろ!」
「いや、その件はアレですよね、まー言ってみればなんというか、、、」
「オマエやー-----ー!」
「この中に一人、前の肩書が忘れられへんヤツがおる!オマエやろ!」
「いや、違います」
「ほんなら、いま仕事で一番気になることを言ってみなさい」
「早急に社内全体のシステムを見直す必要が、、、」
「オマエやー------!」
歳をとるということが、人によって全然違う意味合いになるんだな~と最近実感します。
人生のピークも人それぞれで、どの年頃なら良いというものではないでしょう。
でも何十年と生きてきて、いろいろ経験したはずなのにそれが裏目に出てしまうのは残念です。
私たち羊はお互い厚い羊毛に覆われて、その下に隠された体を見たことはありません。
それでも折に触れて、その人の人となりというものを垣間見る機会があります。
一瞬の表情だからこそ、かえって物語る場合もあります。
Zさんの状況は知る由もありません。
ただ、いまの Zさんが何かから解放されて、気持ちが楽になるよう祈るばかりです。
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