夕飯をピザにして息子の成長を感じた日~ボーの何気ないひとこと

あれこれ

夕飯をピザにした日。

私の仕事が遅くなって会社を出たのは19時すぎでした。

勤務先から自宅まで、ドアツードアで1時間ほど。

買い物して帰って作って…なんて時間はありません。

そういうとき、最近はポッペとボーが作ってくれることも本当に増えました。

ポッペがシェフ、ボーは優秀な助手です。

でも数日前から、この日は遅くなることが分かっていたので「久しぶりにピザにしよう!」ということになっていました。

同僚の家は帰宅途中にピザ屋さんが3軒もあるそうで、「その日の気分でお店を選んで注文しておいて、帰りに寄ってテイクアウトで半額」とか。いいな~!うらやましすぎる環境です。

我が家の最寄り駅界隈にはなく、デリバリーをお願いするしかありません。

いつもポッペとボーの若干の駆け引きと話し合いでメニューが決まります。

私は会社を出たらLINEして帰宅の時間に合わせてオーダーしてもらいます。

「今回もきっと照り焼きチキンとベーコンポテトは入ってるな~…」

「冷蔵庫にパプリカとキュウリがあるから、スティックサラダにしよう…」などと考えながら駅から20分、テクテク歩いて帰ります。

自宅のマンション前に着いた時、後から来たピザのバイクがちょうど私の目の前に止まりました。

「ウチかな?」と思いながら一足お先にエントランスへ。

配達員さんは配達先を確認しているのか、まだバイクの所にいるようでした。

  

玄関でコートを脱ぎながら「下でピザ屋さんに会ったから、もうすぐかも」と話している間にチャイムがなりました。

私はすぐ手を洗いたいので、ボーが出てくれました。

玄関ドアを半開きにしてピザを受け取っているようです。配達員さんの声はぼんやりと、ボーの声だけがハッキリ聞こえます。

ボー
ボー

あ…ハイ…ハイ…ありがとうございました。またよろしくお願いします!

熱々のピザを手にリビングに入って来たボー。なんだかバツが悪そうです。

ボー
ボー

セリフ間違えた。バイトの時みたいに言ってしまった‥

昨年末に辞めたバイト。ボーが大学生になってから始めたディスカウントストアのスタッフでした。

時給も良くなく、一日中立ちっぱなしでいつもクタクタになって帰ってきました。

それでもシフトが自由になる事と大学に至近だった事で約3年続いたバイトです。

乗降客の多い駅前のディスカウントストアを訪れる人々、数えきれない種類と量の品物の数々…

その値札つけ・レジ打ち・在庫の出し入れ、ポップの作成、取引先との電話のやり取り、際限のない多種多様な要望、一日に何度もある万引き…

辞めるころにはバイトの中でも古参になっていたようです。

  

幼稚園のころから人と群れることが苦手だったボー。

学校はボーにとって決して楽しいところではありませんでした。

大学生になったからといって急に性分が変わるわけではないけれど…

それでも「めちゃくちゃいろんな人がいる」自由な校風がボーに合っていたらしく、マイペースで大学生活を送っています。

バイトは「立場がハッキリしているから対応しやすい」と言っていました。

体に染みついて、つい出てきた「またよろしくお願いします」ということば。

「みんな社会に出る前に、一度は小売業を体験するべきだよ。」とも言っていたっけ。

このバイトを選んで、いろいろ身に着けていたんだね。

「またよろしくお願いします」と言っている姿を垣間見て、いろんな思いが交錯した母でした。

  

今年はボーの就活の年でもあります。

一緒に住んでいたところで、母親の出る幕など何一つありません。

ボーの個性を生かせるような会社とご縁がありますようにと祈るばかりです。

この1年健康で乗り切っていけますように…

  

  

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