職場の先輩、昇進祝いのはずが・・・

あれこれ

先月、先輩のYさんが昇進しました。

私たちの職場は、だいたい20~30代の層と50~60代の層とに分かれています。

シニア層のトップ2の一人はKさんで、私たちの中で一番キャリアが長くご意見番的な存在です。

もう一人はYさんで、仕事バリバリ系の方です。

で、そのYさんが繁忙期を前に管理者に昇進されたのです。

それまで管理者は若い世代に集中していて、シニア層は一人だけでした。

私たちのチームの仕事は、繁忙期が過ぎると忙しくはありません。

レギュラーメンバーはその時期を回していくのにちょうど良い人数になっています。

そして繁忙期になると仕事量が何倍にもなるため、短期の募集をかけるのです。

でも管理者は社内の異動などもあり、むしろ減っていました。

上長たちは、お昼休憩も夕方にずれ込むような毎日だったのです。

繁忙期を前に管理者の不足は、私たち共通の不安材料でした。

短期で入ってくれた新人さんは前年より倍増し、OJTで忙殺されながらも繁忙期に間に合わせました。

管理者には仕事のできるYさんの他に、臨時のサブリーダーが加わり体制は強化されました。

ゴールデンウィーク辺りまで少し名残があるとはいえ、今年の繁忙期は無事乗り切ったのです。

それで、Kさんから久しぶりに3人でお疲れ様会をしようというお誘いがありました。

Kさん
Kさん

ポヨさん、Yさんの昇進をお祝いしたいって言ってたわね、もうプレゼントとかご用意なさったの?

それが中々決められなくて、まだなんです。

もしよろしければ今回の食事会はいかがでしょう?

Kさん
Kさん

それなら今回の食事は二人でご馳走させていただきましょうね。

ということで、先日会社帰りに3人で中華を食べに行ってきました。

繁忙期を乗り切って、出てきた様々なエピソードが話の中心です。

いつもながら尽きないZさんの困った行動や、それに影響される職場の雰囲気の話。

職場の雰囲気が一変。あんなにフレンドリーだったのに!
私の職場の雰囲気が、急激に居心地の悪いものになってきました。 和気あいあいとしたムードだったのに、日に日に色合いを変えて行っています。 そのきっかけとなったのは、以前お話しした一人の男性〝Zさん〟の配属でした。

新人さんの中にもいる、不思議系のキャラを持つ人の意味不明な言動。

それにYさんが若い管理者との間で苦労していることなども加わり、話は尽きません。

  

あっという間に時間が過ぎて、ラストオーダーのデザートを食べ終わったころKさんはお手洗いへ。

Yさん
Yさん

Kさんにも言ったけど、これで時給が1.5倍になるって言うなら張り切って働くんだけどさ‥。

50円UPよ!たった50円!やってらんないわよ。

ビックリです。

あんなに苦労してるのに、1日たった400円しか増えないなんて。

Yさん
Yさん

もちろん昇級の話があったときに時給のことは教えてもらったわよ。

ハッキリ言って断りたかったのよ。

でも管理者が足りないことは明らかだったでしょう‥。

「分かりました」って受けちゃったのよ。

いつも個人的な感情とは切り離して、職場全体の環境や人間関係の在りようを考えるYさん。

あのままでは繁忙期を乗り切れないと、理性で判断したのでしょう。

Yさん
Yさん

若い管理者にも苦労があって大変とは思うけれどさ。

言いようってものがね‥カチンとくることもあるわけよ。

そこへKさんが帰ってきました。

お待たせ、そろそろ出ましょう。支払いは済ませたから‥と上着をとって

Kさん
Kさん

今日の会は2人から昇進のお祝いにさせてね。

まさか!ちょっと待って!と驚くYさん。

めちゃくちゃ食べちゃったし、いつもより飲んでるし‥と自分も支払おうとします。

でもKさんはニッコリと

Kさん
Kさん

大丈夫よ。心配なさらないでね。

散々遠慮した後で、Yさんはやっとお財布をしまってこう言いました。

Yさん
Yさん

なんか本当に悪いわ‥でも、わかった、ありがとう。

これはお祝いじゃなくて〝お見舞い〟ってことで。

  

  

  

  

↓よろしければクリックお願いします <(_ _)>

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ

にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました