こころに沈んだ、おもりの毒

卒婚

離婚調停が不成立と決定した日。

H弁護士は調停室を出るとその足で裁判の手続きのため別室へ。

私は一人で東京家庭裁判所を退出しました。

いつものように正面にある日比谷公園に立ち寄って裁判所の写真を撮ります。

そのまま帰る気にもなれず公園の中を少し歩くことにしました。

  

相手方の「体調不良で先行きが不安な今、離婚を決心できない」という状態がこころに引っかかっていました。

気にする必要はない。

私にはもう関係のないこと。

そう思いつつ、何かこちらが酷いことをしているような後味の悪い気分になります。

これは初めてではない、前も似たような心持になったことを思い出しました。

別居を実行した何日か後、H弁護士を通じて私宛に送られた相手方の手紙を読んだ時です。

PDFになったその手紙は、実物の生々しさを半減してくれました。

それでも内容はあらゆる意味で相手方そのものを表していて、まるでこちらが加害者であるかのような気持ちにさせられたのでした。

心に刺さった、目に見えないトゲの毒。
相手方からH弁護士に託された、私宛の手紙。 縦書きの便せん2枚半に、細かく癖のある字でビッシリ書かれています。PDFで見てもどこか生々しく、私のこころは大きく動揺しました。感情はミリも動かないのに‥

日比谷公園はそこかしこに彼岸花が咲いています。

空いたベンチに座ろうか…と思った時、ひとりで考え込んでしまいそうで止めました。

気分を変えたいな、どこか落ち着いた初めての場所に行きたい。

歩きながら日本橋にある《三重テラス》へ行こうと思いつきました。

今年の夏、三重のお土産にいただいたマドレーヌが忘れられなくてアンテナショップに行きたいと思っていたのです。

明るい店内にイートインもあり、お昼時だったのでランチにしました。

本当に美味しい手捏ね寿司でした。グラスはお水です。

今の私には罪悪感や後ろめたさを感じる必要も、考える必要もない。

そう思っても胸におもりが沈んだようで気づくとため息が出そうです。

始めは頭で理解していることを、ひと口ずつ食事と共に飲み込んでいくような感覚がありました。

美味しさとお店の方の丁寧なおもてなしは、そんな私を癒してくれました。

  

調停中はその内容を口外できないと知って以降、調停に関する記事を非公開としてきました。

決着したらご報告がてら、それらも改めて公開したいと思っていたのに。

残念ながら嬉しいご報告にはなりませんでしたが、今までの記事も再び公開することにしました。

右角、茶色地に白いロゴマーク。『三越前』で降りると便利です。

相手方が投げてよこしたおもりの毒は、私のこころに小さなケロイドを残したのかもしれません。

すぐには綺麗にならないでしょう。

それでも私はボチボチ元気です。

調停の記事はこれで終わりとなりました。

今後は離婚裁判に向かうことになりますが、リアルタイムで記事に出来るかは未定です。

  

信頼できるH弁護士に今後もしばらくお世話になることになりました。

娘のポッペと息子のボーがそばに居てくれて感謝です。

3人で支えあい分ち合ってこれからも生きて行こうと思っています。

もしよかったら、またブログを見に来てくださいね。

  

  

  

  

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