とうとう、相手方に弁護士がつきました。

卒婚

第3回の離婚調停は、今月予定されています。

前回から3カ月も間が空いてしまいました。

当初は先月に予定していたのを、相手方の都合で延期されたのでした。

通常は月に一度くらいのペースで進むはずが、ずいぶん遅れてしまったのです。

  

別居当日、私は代理人であるH弁護士に作成していただいた「受任通知」と結婚指輪をダイニングテーブルに置いて家を出ました。

現実を知った配偶者を予想する。
昨年の1月に始まったこの長い道のりは、明日いよいよクライマックスを迎えます。娘と息子の3人でLINE通話していて、Xデイのそのとき、事実を知った配偶者のリアクションがどうなるかという話になりました。

「受任通知」には私の離婚の意思と、協議を提案する文面が載っていました。

しかし相手方は「離婚する意思はない」という考えを表明したので、H弁護士と相談し協議の余地なしと調停に踏み切ったのです。

前回まで相手方は代理人もつけず、1人で調停に臨んでいました。

「離婚しない」の一点張りでは弁護士の先生に相談することもなかったのかもしれません。

  

別居を決行したのは昨年10月ですが、別居を決めたのはその1年と9カ月前、2021年1月でした。

熟考して結論を出したというより、我慢が限界に達して疲労骨折したような決断でした。

息子のボーが大学生活を終える予定だった今年の春を目途に、逆算した計画を立てます。

絶対に失敗しないと決心した私。

別居するずっと前から、弁護士の先生に相談すると決めていました。

卒婚します。《タイムリミット:2023年4月》
リタイアした配偶者と卒婚を決意した私、57歳。DVや女性問題があったわけではない。だが長い結婚生活で抑えてきた自身の気持ちは配偶者のある一言で溢れ出てしまった。もう二度と元に戻ることはできない。
弁護士さんを決めるのって大変‥タイプの違う2つの事務所
家庭内のトラブルで悩んだ事のある方なら、一度は考える『離婚』。 「離婚するべきかな」「まだやり直せるかな」という悩みであれば、カウンセリングや人生相談が合っているのかも。でも私の場合、結論はもう出ています。いきなり弁護士事務所のドアをノックしました。

相手方は30年以上営業畑という経歴で、物おじしない性格です。

その上、男尊女卑でモラハラなので見下した相手の言うことには耳を貸しません。

弁護士の先生にお願いするうえでは、相手方の人間性を十分意識しました。

  

とはいえ、相手方がいつまでも代理人を立てず「離婚しない」と言うだけでは話になりません。

調停が開かれても話し合いが進まなければ訴訟ということになります。

ますます時間もお金もかかることは明らかです。

それでも最悪、その可能性もあるかもと思っていたところでした。

  

そこへH弁護士からメールが届きます。

メールに気がついたのは職場のお昼休みでした。

内容は「裁判所から知らせが届き、相手方に代理人が就いた」というものです。

そのメールには、相手方の代理人となった弁護士の先生のアドレスも載っていました。

これでようやく、まともな話し合いができる。

ほっとしたのと同時に、なぜか突然耳鳴りがして自分が緊張しているのが分かりました。

急に〝まともな話し合い〟が現実味を帯びてきたのです。

午後の仕事中も何度か思い出して妙に気持ちが落ち着きませんでした。

  

一日の仕事が終わり会社を出るとすぐ、相手方の代理人を見てみました。

いよいよ・・・と緊張した直後、なぜかその気持ちが崩壊して全く別の気持ちが現れました。

こうなったら、もう心配しても仕方ない。

H先生にお任せするのみ。

変だけど、なんかワクワクしてきた。

両方の代理人の先生同士の話し合いです。

どんな結果になるのかな。

こんな気持ちになるなんて不謹慎かもですが、そのくらい自分にできることはなにも無いんです。

そう思ったら、むしろ気持ちが落ち着いてくるんです。

不思議な感情ですね‥。

  

   

  

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