H弁護士から思わぬ報告が入りました。
相手方代理人(担当弁護士)が相手方本人と連絡を取れなくなっているというのです。
今年1月に始まった離婚訴訟は未だ書類提出の段階で、双方の弁護士だけが裁判所に出向きます。
「相手方と連絡が取れず期日に書類を提出できなかった」代理人としての義務を果たせない理由はコレだと。
実は調停中から遅延は何度もあり、H弁護士は都度プランBで対処してくださいました。
とはいえ、その度に大回りになるのです。
弁護士さんの時間には当然相応の費用が伴うという事を相手方は理解しているのでしょうか。
裁判の主な争点は相手方のサラ金、貯蓄の使い込み、入院保険の解約金や子ども保険の満期金着服などで1,000万円を超える金銭問題です。
今回相手方が用意するはずだったのは保険についての書証でした。
今後も連絡が取れない可能性があることを考慮し、保険について『調査嘱託』の申立てを行うことになりました。
調査嘱託とは『裁判所が保険会社に調査を行う』ことだそうです。
何やら物々しいではありませんか。
本人の申請で即出てくるような証拠なのに。
裁判では証拠がなくては始まりません。
私は別居する前に準備を整えて家を出ました。
相手方は当初ふいをつかれ対応が遅れるのは理解できます。
でもこの段階で「連絡が取れない」とは、もしや病気の悪化、それとも・・・
そこまで考えて、気づきました。
先月も婚姻費用はちゃんと振り込まれていた…
『婚姻費用』とは別居中、収入の多い方から少ない方へ生活費として支払われるお金のことです。
これは法律で定められた義務で、離婚が成立するまで続きます。
先月も月末に振り込まれており、少なくとも心身ともに無事であった証左です。
代理人と連絡を取れないはずはないと言わざるを得ません。
お金に汚い相手方が婚姻費用は滞りなく支払っている事実。
矛盾のようでも私にはわかるような気がします。
「お金を振込んでやる」「まだ自分の影響下にある」「感謝するはずだ」という心理から来る満足感‥それ故に続く行為。
その意味では原告側が求める自分に不利な証拠の為に、代理人と連絡を取ることはその範疇ではありません。
「自分の得(快感)にならないことは誰のためにも何もしない」人間です。
得と感じる基準が金銭の損得以上に己の支配欲や快感と直結しているのが相手方の特徴なのです。
大切だった家庭、それは何年経っても〝相手方にとって心地良い場所〟にすぎませんでした。
子ども達と私は事実上、家族という名の使用人だったと気づいた時私は離婚を決意しました。
本人にその自覚は無かったかもしれません。
だからこそ私も希望を持ち続け、日々の違和感にフタをしていました。
でも相手方が退職し家族と対峙したとき、想像よりはるかに私たちについて何も知らないことが一気に露呈したのです。
肩書きをなくし今まで以上に居丈高にアイデンティティを保とうとする姿は、冷酷なほどに劣化と本性を顕にしました。
理想の家族像が希望と共にかき消え、私が遂に真実に気づいた時には3人とも満身創痍、限界は目前でした。
子ども達が前向きに生きられるようになったのはつい最近のことです。
「父親について考える事は全て終わった」と言い切れる彼らですが、血縁という呪縛に蝕まれた傷は簡単に癒えるものではありません。
できることなら全てを裁判で訴えたい‥! でも、できないのです。
〝関心をもたない〟〝歯牙にもかけない〟事実を証明する証拠はどこにもありませんでした。
H弁護士に今後の見通しを聞いてみました。
相手方本人と代理人の連絡が取れない状態が続いたら、どのように進んでいくでしょうか
相手方に有利な訴訟活動ができない事になるので全体的にこちらに有利に働くことになります。
一方で和解成立の見込みは無くなり、場合によっては相手方代理人が辞任するなど、訴訟が長期化するおそれがあります。
最悪です。
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