こころを癒すオアシス、特別な時空。

おでかけ

4月も残すところ数日。

仕事の忙しさが落ち着いたころから、3回目の調停のことを考えたり過去の出来事がフラッシュバックする日が続いていました。

調停が終わってからも何かと物思いにふける日が続きました。

今朝もバイトに出かける息子のボーの気配に一度起きて、また眠った時変な夢を見ました。

目覚めたときも覚えていた、私と娘のポッペ、ボーだけではなく相手方も出てきたその夢。

何かの暗示かなと、夢占いのサイトのことを思い浮かべました。

私は普段ほとんど夢を覚えていないのですが、気になる夢を見た時に『夢カルテ』というサイトを見ることがあります。

何年も前にポッペに教えてもらった時、半信半疑でやってみたら図星だったんですね。

それ以来、珍しく覚えていて気になるときはチェックします。

『夢カルテ』やってみようかな‥

でもあんまり悪い意味ではなさそうな気がする‥

なんか、めんどくさい、いいや。

こう思えるときは、さして重症ではありません。

何かに頼りたいほど病んでいるわけではない証拠です。

それも確認出来て気分が軽くなりました。

  

穏やかに晴れた休日。

今までずっと気になっていたカフェに行ってみようと思いました。

1人で静かに過ごしたい人向けの隠れ家的なところです。

サイトを見てみるとオープンは12時。

ゆっくり支度をして出かけることにしました。

階段の間口は狭く、気づかずに通り過ぎてしまいそうです。

入ってみると一番乗りです。

小ぢんまりした店内には、ごく小さな音でピアノ曲が流れています。

熱帯魚の水槽の音も聞き取れる静けさです。

黒い表紙のA5くらいのメニューには、コーヒー・紅茶や緑茶などのティーが数種類ずつ、お供のスイーツも少しありました。

  

フレーバーの説明を見終わったころ、女性が静かにオーダーを取りに来ました。

コーヒーのブラジルを頼んで、ライティングビューローの真ん中に収まっている20冊ほどのメモ帳に眼が止まりました。

手に取ってみると、ビッシリと書き込みが続いています。

来店したお客さんが、それぞれの思いを書き込んでいるのです。

1人で来店し、この静かな空間でこころの内を吐露していく人々。

自分の部屋に1人でいるのとは違う視点で、自分を見つめることが出来る空間なのかもしれません。

引出しにも10年以上前のメモ帳とペンが入っています。メニューには〝レターセット〟もあります。

ガラス製で小さめのカップ&ソーサーとおかわりのポット、お水のグラスが運ばれました。

窓ガラスは道路に面しているけれど、2Fで人の気配を感じません。

外側の手すりと窓の間に植物があることで、より一層〝おこもり感〟が増します。

美味しいブラジルを飲みながら、再びメモ帳を手に取りました。

人生に迷い方向を見定めようとしている多くの人がここに立ち寄って、癒され何かしら残していく。

私にもこんな時期があったな‥。

遠い記憶の数々は楽しいものではないのに、それは懐かしさにも似た気持ちでした。

私は手にしたメモ帳を閉じ両手で包み込んで、こころの中で呼びかけました。

「きっと道は開けるから自分を諦めないで」

それは出会うことのない誰かに言っているようで、私自身へのエールでもありました。

  

ポットに入ったおかわりのコーヒーは、冷めても美味しいままでした。

心地よい空間とゆっくりとした時間の流れは、ここでしか味わえない特別な時空でした。

気づくとお客さんは5人になっています。

お会計を済ませてお店を出る時、女性は丁寧にお辞儀をして見送ってくれました。

  

  

  

  

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