無意識に先入観をもってしまうこと、ありますよね。
昨日、娘のポッペとFaceTimeで話していて彼女の仕事仲間、Xさんの話になりました。
ポッペの仕事は国家資格を持つ専門家グループのアシスタント。
アシスタント仲間には外国籍の方もいて、Xさんはアジアの出身です。
幼いお子様が2人いて、先日お子様と一緒に一時帰国したと聞いていました。
仕事はもちろん日本語で、Xさんも他の外国籍の方も日本語はペラペラです。
アシスタントは各グループに大抵1人なので、なかなか会うこともないそうです。
いままでもポッペから時々Xさんの話題が出ていました。
「すごく優しくてお姉さん的存在」とか「お子様が熱を出してお迎えのために早退した」とか。
それで私にも Xさんのイメージが少しできていたのです。
外国語を覚えるだけでも大変なのに、仕事ができるまでになるってスゴイな。
小さなお子様2人抱えて、週5日でフルタイム、大変だな‥。
そして昨日、たまたま会社の地下にあるコンビニで、久しぶりに Xさんに会ったそうで。
お昼休みを一緒にということになったのです。
いつもは仕事関係のやり取りばかりだったので、お互いのプライベートの話になったらしく・・・
Xさん、35歳なんだって。お子さんは7歳と5歳で。
ご主人も同じ国の方で、なんと、大学の教授なんだって!
ご主人は学会などで外国に出張も多く、月の半分は家に居ないとか。
自分のスキルアップも考えたが、お子様のお受験の準備も考えると現実的ではないと思っているとか。
私はそれを聞いて驚きました。
私の描いていた勝手なイメージは〝子どもを育てるために必要不可欠で働いている〟という姿でした。
Xさんのお話から想像すると、決してそうではないように感じます。
私がたどった時代の〝女性の働き方〟に対するイメージもあるかもしれません。
大黒柱があって、女性は補足的な収入が必要なため働くという概念です。
その無意識の固定観念が、Xさんを勝手に〝必要に迫られて苦労して働くお母さん〟みたく思い描いていたのです。
実際の Xさんがどうなのかは知りません。
相変わらずイメージでしかありませんが、数ある選択肢の中から、この仕事、この生き方を選ばれたように感じました。
コレです。
〝数ある選択肢の中から、自分の生きたい道を選ぶ〟
2023年の日本は、女性でも年配者でもこれができるのです。
かつて、進学は「4年制の大学なんか行ったら就職先も結婚相手も見つからん」と言われていました。
男女雇用機会均等法ができても、定年まで企業で働く女性はほんの一握り。
男性が結婚して出世するのは普通でも、女性が結婚して働いて出世するのは稀というような。
私が子育てしていた時期でも、さほど違いはありませんでした。
その後、働き方や雇用形態が変わって、今それも根底から変わりつつあります。
そういうこと以外にも最近、世の中の風向きが大きく変わっていると実感しませんか?
人々のマインドです。
たとえば、いま子育て真っ最中の若いご夫婦。
家事や育児をシェアすることを当たり前とする方が、急速に増えているように感じます。
以前、YouTubeだったかTwitterだったかもしれません。
子育て中のご夫婦の会話を聞いていた、幼いお兄ちゃんの言葉がとても素敵で。
朝の慌ただしい時間。
赤ちゃんと保育園のお兄ちゃんの用意、出勤の支度にご夫婦で声を掛け合います。
〇〇くんの朝ごはん、見てくれてありがと!
じゃ私片づけるね!
ありがと!じゃ洗濯もの干してくね!
ありがと!こっち終わったら手伝うね!
それを見ていたお兄ちゃんが涙ぐみ、
ボクも早く〝ありがと!〟っていってもらえるひとになりたい。
素晴らしいなぁと。
この投稿のことは、忘れられません。
たくさん、いいね!がついていて‥
こうやって朝の支度をシェアできるのは、出勤前にすることの全てをお互いが把握しているからこそですよね。
ワンオペではもちろん、どちらか一人の比重が大きければこうはなりません。
この幼いお兄ちゃんは、ご両親のしていることの真価をしっかりと感じ取っているのです。
このように、新しい価値観が若い人たちから次の世代へと受け継がれて行くんですね。
その一方で、昭和のような考え方の方が馴染む方もいるでしょう。
これからは個の時代だそうですね。
性別・年齢・ライフイベントなどに対して、広く共通の正しい選択などないのです。
〝数ある選択肢の中から、自分の生きたい道を選ぶ〟
いつでもフラットな気持ちで!
これからの時代、これは大きな希望になると感じています。
今を生きているどの世代の人にとっても。
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