職場で最長のキャリア。Kさん、最強。

あれこれ

1ヶ月ほど前に記事にした、職場のZさん。

昨年までは何かと他のメンバーたちの耳目を集めているところがありました。

入って数カ月は誰しも仕事を覚えていく期間。

いろいろな場面が初めての連続で、経験していくしかないこと、ありますよね?

先に入っている私達だって、同じ道をきたのです。

でもZさん、初めからご自身が不慣れなことをカバーしたい気持ちが前面に出ていました。

「この中に一人、自分を許せんヤツがおる」
今年の夏ごろ私の職場に、同年代の男性が一人入ってきました。Zさん。話し方は丁寧ですが、半年たっても打ち解けたのは2人くらいです。一緒に仕事をしていて、なにか居心地の悪さを感じてしまうのは‥

その後、全体的に少し慣れてきたなと感じるようになっていたんです。

と同時に、今度は違うことで他のメンバーを刺激してしまいます。

  

実はZさんの前職は、今のお仕事と若干分野が被るんです。

その〝知識〟で若い上司に疑問を呈したり、ご自身のミスを軽視したり。

時には上司に「ちょっとお時間よろしいですか」と3時間近くも別室で〝上奏〟したり。

たまたま閑散期ということもあったのでしょうけれど‥

私達のお仕事は、閑散期と繁忙期で全然違います。

閑散期にはかなり仕事量が減るので、手持無沙汰な時間ができてしまう程です。

私達は少ない仕事をしたり、時にはお喋りで気を紛らわしながら基本は静かにしています。

そんな中、Zさんだけが1人パソコンに向かって何やら打ち込んでいました。

  

ハッキリ言ってキーボードの操作に慣れているとは言えません。

しーんとした事務所に、キーボードを叩くやたら大きい音が響きます。

パチ‥パチ‥パチ‥ダン!

パチパチパチ‥‥パチパチ‥ダン!

ダン!はエンターキーを押す時です。

今そういう仕事はないはずなのに、何を作っているのかな?

これは私だけでなく、みんなモヤモヤしていました。

そのうちに、Zさんが作っていたのは『要望書』ということが分かりました。

この職場で目につくこと、直した方が良いと思うことなど‥

複数いる上司は皆20代から30代です。

仕事の知識以外の所で、私達世代から見れば自分の若かりし日を思い出させる部分はあります。

特に定年退職後のセカンドライフ組は、以前の部下よりずっと若い上司です。

Zさんがその上司に「前回指摘したことが、2カ月たっても改善されていない」と不満を言っていたことも明らかに。

これには先輩方も反応します。

職場の雰囲気が以前のようなホンワカしたものから、変わり始めたようでした。

年が明けると、Zさんが全く〝パチパチ‥ダン!〟をやらなくなっていることに気づきました。

私たちの先輩でトップのKさんがZさんに説諭したとのウワサが。

会社には今までのいきさつから様々な力関係があるの。

正しいからといって意見を吸い上げてはもらえないのよ。

Kさん、それZさんに仰ったって小耳に挟んで

なんとなくね。

私達、会社を改善していく!って世代じゃないじゃない。

定年まであと少しよ?楽しく行きたいなって思ってるわけ。

Zさんに真意が伝わったかはわかりません。

でも少なくとも〝パチパチ‥ダン!〟はしなくなりました。

心なしか、物腰も変わってきたような‥

やはりこの会社でキャリアを積んだKさんは最強でした。

  

  

  

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