私が今の住まいで新しい生活を始めたのが昨年の10月。
お気に入りの洋服や靴、鍋など最低限のもの以外、家具・電化製品はすべて新調しました。
当然それなりの出費だったわけです。
新生活のスタートやお正月などの特別出費が落ち着いたのは2月あたり。
そこからやっと通常の生活になっていきました。
特に切り詰めることなく過ごしてみて生活費がどのくらいになるか。
試しにしばらくやってみて、だいたいの予算が分かりました。
資金繰りは、かなり出費の方が大でした。
もちろん贅沢ができる身分ではありません。
でも逆立ちしても鼻血も出ないって程ではないし。
実は今、この狭い部屋に息子のボーと娘のポッペも一緒に暮らしています。
オドロキですよね(笑)
もちろん2人とも食費を入れてくれているので、経費的に負担が増えるとかはありません。
ポッペも最初は一時的な滞在の予定だったんです。
でも、ありがたいことに3人の生活が楽しくて。
あ~いいな、この生活。
しばらく居てもいい?
いいに決まっている。
狭くてナンだけど。
もちろん。楽しいよね。
まぁものすご~く節約すれば赤字にならずに済むかも、です。
でも今は、この3人の生活を楽しみたいんですよね。
来年春にはボーが独立します。
それまでナンとかなれば、それから節約したっていいじゃないかと。
この住まいで一緒に楽しい時間を共有したい‥そんな気持ちです。
節約か‥代わりに今できることは無いかな?と辺りをキョロキョロ見回して・・
見つけました、今の生活に必要のないもの。
婚約指輪と、ペアだった腕時計です。
いつか、こういう時に役立てようと新生活に持ってきたことを思い出しました。
複数の買取り店で、見積もりをしてもらって比べるのが賢いのでしょうね。
ただ、この暑さです。
ハシゴする元気も日を改めて別のお店に出向く気力も湧いてきません。
かといって、いつでも行動を起こせるタイプではないんですね。
せっかくその気になったなら、今行かないとまた先延ばしになるのは目に見えています。
というわけで、駅前の買取り店に行ってみることにしました。
いらっしゃいませ。
本日は買取ですか?
ベテランそうな男性が出てきました。
持ってきた指輪と証明書、腕時計を見てもらいます。
GRAND SEIKOですね。男性には人気があるんですが‥
ダイヤの品質は良いですね。ただ‥
普通のジュエリーなら、そのままで販売できるけれど婚約指輪は違うそうです。
ダイヤだけ取り出して、素材として再利用となるそうで。
ダイヤのお値段となってしまいますね。
あと少し大きいとグッとお高くなるのですが‥
その言葉に遥かずっと昔の出来事がいきなりフラッシュバックしました。
婚約指輪を買いに行ったとき、相手方が「大きさが少し足りないだけでグッと値打ちに買えるのだ」と確かに言っていたのです。
すっかり忘れていた記憶がハッキリ甦ったことにも驚きました。
お値打ちに買ったモノならそれなりの値段でも仕方ないかな。
結果は期待した金額の1/3くらいにしかなりませんでした。
でも元々はもらったモノ、無かったはずの収入です。
「もう少しなんとかなりませんか?」とダメもとで聞いてみます。
少しだけプラスしていただいて買い取っていただくことを決めました。
桐箱に入った赤いビロードのジュエリーケース。
「寿」という金文字に時代を感じます。
この指輪をつける機会は何回あったかな‥とふと思いました。
〝ダイヤの指輪〟を手放すことに一抹の寂しさは正直あります。
名残惜しい気持ちを感じて、今までクロゼットの棚にしまっていたのです。
でもそれと同じくらいの濃度で、手放してスッキリしたい気持ちも共存していました。
だからこそ、その気になった時に行動しようと。
お店を出て、現金に変わったことを素直に感謝しました。
大きな断捨離をしたような、一仕事終えたような疲れも感じます。
「ダイヤ、なくなっちゃったな」と思う自分に言ってあげました。
いつか自分で買おう!
本当に欲しい!と思ったなら。
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