自分は確かに変わった、そう確信した朝

あれこれ

久しぶりの雨です。

私はこのマンションに引っ越したのを機に長傘を持つのを止めました。

駅から近くなったのと、通勤では地下道を通るため傘を使うことがあまり無いからです。

今朝は愛用の折り畳み傘を差さないと「さすがに濡れるかな」という程度の小雨でした。

  

いつものように新宿駅を降りて改札口から四方八方に散ってゆく人の波。

大きなスーツケースを持って立ち止まっている外国人観光客を上手によけていきます。

特に今日のような雨模様の朝、地下道は人でいっぱいですが静かなんですよね。

ほとんどの人に連れが無く、黙々と足早に歩いていきます。

先に進むにつれ左右のビルに人が吸い込まれていって、私の出口も近づいてきました。

その時、私の少し前を見慣れた一組の男女が歩いているのに気づきました。

見慣れたと言っても知人ではありません。

同じビルに働く人らしいという程度です。

そのような人はたくさんいる中で覚えているのは、ちょっと目立つというと言いすぎですが‥。

 

2人ともスラっと背が高く175㎝位でしょうか。

男性なら珍しくないですが、女性も同じくらいなので目に留まりやすいのです。

最初は「同じ職場の人同士なのかな」くらいのイメージでした。

通勤の時間帯は大抵決まっているので、よく会う人ってありますよね。

このお二人も私の〝時々見かけるメンバー〟リストに入っていました。

  

そのうちに「もしかしてご夫婦かな」と。 

服装の趣味が似ているのと、話している感じがなんとなくそう思えるというか。

たいてい女性が話しているのを男性が聞いているような印象でした。

私もじっと見ているわけではないし、そこまで意識していませんでした。

今朝も地下道から出口に通じるエスカレーターが見えたころ、そのお二人に気がついたのです。

エスカレーターを上がると通路を通って外に出ます。

外を歩く人々は傘をさしていて、小雨が降っているのが分かりました。

出口に来て、私も持っていた折り畳み傘を広げようとしたとき目の前にその女性がいることに気づきました。

  

同じように折り畳み傘を手にもって広げようとしていますが、少し慌てている様子です。

傘は私と同時くらいに開いて、女性は小走りに出口を出ていきます。

タイミング的に私はそのすぐ後ろを歩く形になりました。

そして5mくらい前を歩いていく連れの男性に追いつきました。

男性は薄い耳当て付きの帽子を、耳あての部分を上に折り畳んで被っていました。

傘はさしていません。

追いついた女性は、小さな折りたたみ傘を男性にも差し掛けて何か話し始めました。

私は並んで歩くお二人の少し後ろを歩いていきます。

目の前の女性の一連の様子に、違和感と既視感を感じながら。

  

女性と男性は少なくともエスカレーターを降りた直後は並んで歩いていました。

次に見た時は、出口で女性だけが傘を差そうと少し焦っていました。

その時には男性の姿が無かったので、先に出口を出たのでしょう。

女性が5メートルくらい小走りして追いついたとき、特に男性が振り向く様子もなく前を向いたままのように見えました。

  

あ、前にいたんだ‥だから慌ててたのか。

走ってあげるんだ‥

私なら歩くだろうな…

一番最初にそう思いました。

と同時に、傘をさしかける女性の姿と横も見ない男性の様子を見ながら

あ~傘、小さいから‥雨が‥

いいじゃん、好きで差さないんだから。

余計なお世話ですよね、ホントに。わかっています(笑)

でも思っちゃったんですよ。

そして直後に、昔の自分はこの女性と同じだったと気づきました。

これは良いとか悪いとかではなく、以前はそうだった、でも今はそうではないという事です。

  

10年前の私なら、何の疑問もなくこの光景を見たでしょう。

5年前、3年前だったら?

過去の生活があまりに遠く感じます。

そんな今の私はそういう思考回路ではなくなったのですね。

自分自身の過去と現在を思いがけない形で自覚させられたようでした。

  

同じビルの中に入っていった一組の男女と、勝手に自己分析する私。

何の関係もないのに〝人に影響を与えてしまう事〟ってあるんですね。

今回の場合は与えられたわけですけど。

朝っぱらから、ちょっと悟ったような気分になった私でした。

  

  

  

  

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