《 離婚裁判 》本番 ~反対尋問~被告弁護人と対決する 

卒婚 ⇒ 離婚

被告側の弁護人はH弁護士より若く見え、被告人とのやり取りが少しぎこちない印象です。

心配していた威圧感は感じません。

でも相手はプロ、足元をすくわれないよう慎重にと自分に言い聞かせます。

被告弁護人
被告弁護人

良し悪しは別としてですよ?会社員が接待などの場で、お金を立替える場合があることについてどのように認識されていますか?

そういうこともあるかもしれません。でも‥

被告弁護人
被告弁護人

ハイ、もういいですよ

これだけ聞けば結構、ということなのでしょう。

してやられました。

YES、NOで答えるのは愚策と悟ります。

被告弁護人
被告弁護人

ご主人は毎日帰りが遅かったそうですね。あなたは結婚して10年余り専業主婦でした。その間もそれから先もずっと、ご主人は忙しかったことをどう思っておられますか?

管理職になる前、仕事だと言って毎晩深夜に帰宅していたのに残業代が全然ついていなかった日々を思い出しました。

それが全て仕事だったと言うのであれば、忙しかったんだろうと思います

被告弁護人
被告弁護人

この会社の規模で執行役員、その後関連会社の社長というのは同期の中でも一人か二人という出世ですよ。わかっていらっしゃいますか?

だからこそ、こちらが間違っているのではと、ずっと受容してきたんです

被告側弁護人は下を向いて手元の資料をペラペラ、ペラペラとめくりながら続けます。

被告弁護人
被告弁護人

ご主人の言動に不満を持っていらっしゃったようですが、あなたはお子さんらに、ご主人についてどのように話しておられたのですか?

きっと考えがあってのことだから、相談事は後で私から伝えておくわねと言っていました

被告弁護人
被告弁護人

ご主人も話を聞かれたわけでしょう?何と言っておられましたか?

「要点を言ってくれ、で、俺は何をすればいいんだ」と言いました

始めの失敗が、私の全神経を集中させました。

その後は、最適解と思える言葉やシーンが自然に思い浮かぶようになります。

〝負けていない〟という手ごたえを感じました。

そればかりか今まで私が言いたくても言う機会が無かったエッセンスまで見事に引っ張り出してくれたのです。

被告弁護人の反対尋問は終わりました。

  

裁判官
裁判官

原告にお聞きしますが、あなたが被告に〝離婚〟を切り出したのはいつになりますか?

一番最初はサラ金の‥

裁判官
裁判官

あ~いえ、長い年月いろいろあったと思いますが、今回の別居に際してという意味です

それは弁護士の先生にいただいた〝受任通知〟で、です

〝受任通知〟はH弁護士が私の代理人となった事を知らせる書類です。

そこには、私が離婚を前提に、自宅を出る形で別居を開始したことも記載してありました。

2年半前、私はそれを結婚指輪とともに置いて家を出たのです。

裁判官
裁判官

あ~受任通知ね‥なるほど。

それまでの間に何も言わなかったのですか?

何か言ったところでどうなるというのでしょう。

話し合いにならないことは身に沁みています。

関係の修復を望まないのに、別居だ、離婚だとこちらの手の内を見せる気などありませんでした。

私から話すことはしませんでした。

日に日に会話が無くなり、最後の方は廊下に段ボール箱が積んであったり、本棚がスカスカになっていても全く気がつかないようでした。

興味が無かったんだと思います。

裁判官
裁判官

う~ん、そうですか。

では最後になにか言いたいことはありますか?

私は軽く呼吸を整えて、心に浮かぶまま静かに、しかし決然と話しました。

被告が30年以上勤めた会社を不本意な形で辞めたと知った日、私は人材派遣会社に登録し、翌日面接に行って働き始めました。

被告が次の仕事を見つけるまで8カ月、ひたすらポジティブに考え一緒に戦っているつもりでした。

この苦境を共に乗り切っていこうと。

でも、そう思っていたのは私だけでした。

26年経っても何も変わらない。

私達の言葉は全く届かない、歯牙にもかけない。

そういう人間とこの先も一緒に生きる意味はないと思っています。

  

  

  

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