この歳になると、長い間会うことのなかった人達と会う機会がちょくちょくあります。
今回は、父方の親戚たちが久しぶりに一堂に会して集まることになりました。
先祖の墓をしまうことになったのです。
父方は、私の亡父が長男の4人兄弟。
数年前に次男の叔父も亡くなりました。
その葬儀の際、かねて予定していた墓じまいを機に親戚一同集まろうとなったようです。
叔父達も遠方に住んで久しく、80代となりました。
それでも今回の発起人となって、墓じまいの供養全般と名簿作りや食事会の手配などを一手に担ってくれました。
その子ども世代は今年59歳になる私を筆頭に、一番下は40歳までの従兄弟・従姉妹が20年ぶりに再会を果たすことになったのです。
20年前といえば娘のポッペが低学年、息子のボーは幼稚園生。
今回集まった従弟妹たちも皆まだ働き盛り、幼い子の親でした。
お互いに人生の旅の途中。
家族や自身の仕事など抱えることの行く先は不透明で‥。
先の長い道のりを手探りで進んでいる年代です。
あの当時の記憶でストップしているそれぞれの印象は、今回会ってずいぶん覆されました。
いとこは従弟が3人、従妹は4人で、私を入れて全部で8人。
従弟のうち1人が独身、一番下の従妹がつい最近結婚しました。
その他の6人は平成時代に結婚し、内1人が離婚、私がいま離婚調停中です。
親族で離婚は私が初めてだと思っていましたが、ずっと前に経験者がおりました。
出席者は仕事の都合で欠席となった従妹の1人を除き、叔父夫妻2組、いとこ世代の家庭円満組は配偶者も来てくれて、その子どもも含めて総勢18人となりました。
私もポッペとボーと共に3人で出席です。
いとこの全員が働いていて、集まった中で結婚したばかりの従妹以外は皆50代です。
20年前まだ可能性が未知数だった時に比べて、そろそろ先が見えてくる年代になりました。
その道で頂点まで行けた者、なかなかうまく行かなかった者、マイペースで生きる道を選んだ者、地道にコツコツ歩いてきた者‥。
ひとり一人、今までもそしてこれからも、それぞれです。
でも一番感じたのは、従弟妹たち皆がスッキリと円満な顔になっているという事でした。
話し方も表情も、お互いそれなりに歩んできた年月の長さを感じるものがあります。
何ごともなく、ただ円満なだけの人生などあるはずがありません。
それぞれの道のりに起きた様々な出来事については、時間がどれだけあっても話し足りることはないでしょう。
でも私たちは皆、〝確かにそれらに向き合い乗り越えて今ここに居る〟という気がしました。
この限られた時間の中で根拠はないけれど、それだけはハッキリと伝わったように感じたのです。
叔父達の想いは、私たち従兄弟・従姉妹が今後も折あれば集まれるような関係でいることです。
叔父達の親族への愛がひしひしと伝わりました。
久しぶりに幼い頃呼び合った名前で話していると、遠い昔の近しい気持ちが甦ってきます。
従弟妹たちもその配偶者や子ども達も、皆真っ当に元気そうで本当に楽しい時間でした。
お互い歳をとったこれから先、また新たにのんびり付き合いを始めるのも良いかもしれません。
一番年長の私が旗振り役かな?
リーダーの素質はゼロですが、軽いお神輿役ならもってこいです。
すぐ下の従弟たちに担いでもらいましょうか(笑)
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