裁判所の面談で帰省です。
実母C子さんの成年後見人を申立てるアレです。
うれしいことにポッペ(娘)が仕事の都合をつけて同行してくれました。
初めてのことで緊張しているのでしょうか‥
めずらしく、前日からなんだか気分がすぐれなかった私。
「めったにない体験、楽しんでしまおう」などと言っていたくせに。
面談の際に持参するよう言われた切手と、一応C子さんの通帳や印鑑も鞄に入れました。
面談は午後1時30分から。
いつもの帰省と違い、ゆっくり9時ごろ自宅を出ました。
てっきり一人で行くと思っていたので、ポッペと出かけられて気分が上がります。
ナーバスだった気持ちを追い出すことが出来ました。
新幹線と在来線を乗り継いで、C子さんの住所を管轄する裁判所に向かいます。
新幹線の中でお弁当を食べながらゆっくりおしゃべり。
実家とは路線が違う初めての駅。
裁判所についたのは午後の1時でした。
受付で来訪の目的を告げると、間もなく職員の男性が現れました。
面談の前にビデオを観るそうで、受付横の小部屋へ通されました。
ポッペも同席して後見人について説明するビデオを観ます。
こちらの用紙は、後見人に関する基礎知識の設問です。ビデオを観て解答してください。答えは出てきますので安心してください。
私だけ用紙を渡され、すぐにビデオが始まります。
質問 ➡ 考える時間 ➡ 解答 の流れで進み、設問は9問。選択肢の中から答えを選びます。
これが結構なボリュームでみっちり20分間。ポッペは途中で撃沈‥
最後の9問目。今までのように番号を選ぶだけと思っていたら、まさかの筆記でした。
画面の左端に①②③とだけ、番号のよこは空白です。
質問の後、①②③の後ろに短い文の答えが出てきました。
たしかに音声でも読んでいました。
でも、読み終わったらすぐ消えました!
え~~~~~⁉
おぼえられないわよー!と心で叫びつつ、なんとか記憶を絞り出して答えを書きました。
はい、結構ですよ。それでは面談の部屋へ移動していただきます。
ポッペと一緒にAさんの後についていきます。
テストのことが気になってかなり動揺している私。
「大丈夫だって」とささやくポッペ。
面談の部屋まで来ると、丁度そこから出てきた人が面接官でした。
予定より30分も早く来た私たちを待たせるのかと思いきや、そのまま面談がはじまりました。
あ~気持ちを落ち着ける時間、ほしかった‥
テーブルの上には、あらかじめ提出した書類が付箋をたくさんつけられて広げておいてあります。
面接官は60代に見える男性です。自己紹介の後、
お母さんは何年前に認知症になられたの?
はじめの質問は、たしかコレだったと思います。
認知症と診断されたのは5年くらい前です。
うん?‥5年前?‥
予想していた答えと違ったのか不審そうに提出した資料をめくります。
もう、これで私は頭が真っ白に。
何か間違えてる?
手元にメモして用意しておけばよかった‥!
よくわかってるはず‥なのに思い出せず混乱状態です。
そのあといろいろ質問されましたが‥
面接官の聞きたいことと、私の答えが噛み合っていないのでしょうか?
横で見ているポッペがソワソワしているのがわかります。
私が時系列をスマホで確認している間、ポッペが「補足します」と何度も話をつなげてくれました。
キチンと資料を提出したのだから大丈夫と思ってた‥。
面接官の質問に、ただ必死に答えた30分でした。
結果は郵送で知らせること、誰になるかは裁判官がきめることを告げられ面談は終了しました。
終わった‥もうだめだ‥絶対ムリ
ポヨちゃん緊張しすぎだよー。何かピントがずれてるよ?って思わず代わりに解説しちゃったよ。
面談の結果、申立てが認められないとか、親名義の店舗を貸すことは許可しないなどと言われるわけではないんです。
ポヨが後見人になれなくても、誰かが代わりに選ばれて、お店は借りてもらえるんだよ?心配いらないって。
わかっているのに‥小心者なんですね。
ポッペがいてくれて本当によかった。
もっと用意しておけばよかったな~。
ていうか、ふつうはこのくらいのこと、想定して準備するんでしょうね‥きっと。
ポッペに慰めてもらったものの、つい「あ~ぁ」
でも、もう面談は終わったわけだし。
クヨクヨしたって仕方ありませんね。
↓よろしければクリックお願いします…<(_ _)>
コメント